2025年11月話題になった本は? 家計簿・年賀状・暦の季節 新作映画の原作がランクアップ【なんでもランキング】

ダ・ヴィンチ 今月号のコンテンツから

公開日:2026/1/21

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年2月号からの転載です。

 総合ランキング上位20点のうち12点を家計簿(家計ノート)と年賀状作成ソフト関連書が占める。年の瀬が迫っている。19位には神宮館のこよみも登場した。ネットとAIの時代になっても、やっぱり結婚式は大安を選び、葬儀は友引を避けるのだろうか。

 前月、発売後わずか数日間で総合ランキング9位に登場した雨穴『変な地図』は11月の1位に。2025年1月にイギリスで発売された『変な絵』は、大手書店チェーン・ウォーターストーンズのブック・オブ・ザ・イヤーの最終候補にも選出された(受賞はルーシー・スティーズの『The Artist』)。

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 16位にはYouTuberのコムドット・やまとが本名で書いた『命の燃やし方』。エッセイというよりも自己啓発書に分類すべきか。「命を燃やす」=懸命に生きるためのメッセージが詰まっている。

 コミックでは『ONE PIECE』(113)が定位置の1位で登場し、『薬屋のひとりごと』(16)が追う。8位のあfろ『ゆるキャン△』(18)は、ゆるいキャンプ&ツーリングが題材。キャンプに行きたいけど、今シーズンはクマが心配だからしばらく自粛しようなんていう人も読んでキャンプ気分。

 文庫ランキングは異変があった。『国宝』が1・2位からランクを2つ落として3・4位に。かわって呉勝浩『爆弾』が1位、朝倉かすみ『平場の月』が2位に。ともに映画化作品で、『爆弾』は永井聡監督によるサスペンス、『平場の月』は土井裕泰監督による大人の恋愛映画。それぞれ違うニュアンスでドキドキ。10位には詐欺をめぐる辻村深月の短編集『噓つきジェンガ』が登場。

文:永江 朗

読者が選ぶ 今月読んで面白かったおすすめ本

一般

★1位『さよならジャバウォック

『さよならジャバウォック』
『さよならジャバウォック』(伊坂幸太郎/双葉社)1870円(税込)

○リアルから数センチずれた物語をデビュー作から書いていた伊坂さんの渾身の最新作。デビュー作には作者の全てが詰まっているというけれど、この最新作にも全てが詰まってました。(42・男)
○デビューから25周年までずっと伊坂先生が好きです。(46・男)

★2位『涙の箱

★3位『私労働小説 負債の重力にあらがって

文庫

★1位『噓つきジェンガ

『噓つきジェンガ』
『噓つきジェンガ』(辻村深月/文春文庫)825円(税込)

○帯に書かれていた一穂ミチさんの一言に惹かれ購入しました。騙す側と騙される側、双方様々な考え方や立場に共感し、読み応えのある作品でした。今作は、詐欺に引っ掛からないための教科書と言っても過言ではないでしょう。(47・男)

★2位『成瀬は天下を取りにいく

★3位『夜空に泳ぐチョコレートグラミー

コミック

★1位『3月のライオン』(18)

『3月のライオン』(18)
『3月のライオン』(18)(羽海野チカ/白泉社ヤングアニマルC)759円(税込)

○じわ~っと心があたたかくなるので、大好きです。自然と笑みが湧いてくるので、のんびりしたい、ほっこりしたいと思う時には、いつも開く本です。(50・女)
○いよいよ佳境。(48・女)
○島田さんとの対局から目が離せませんでした。(38・女)

★2位『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』(8)

★3位『アオイホノオ』(32)

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