流行の感染症にかかってしまった? 家庭での対策と幼少期の体調不良について現役小児科医に聞く【小児科医インタビュー】

マンガ

公開日:2026/1/26

「子どもの具合が悪い」「いつもの風邪とは違う気がする」「病院に連れて行くべきか、それとも家で様子を見るべきか」子育てをしている中で、そう悩んだことがある人も多いだろう。

 しかし、もし少しでも「おかしい」と感じたならば迷わず病院に行った方がいい。子どもを一番近くで見守る保護者としての“勘”を信じてほしい。そう実感させられるのが『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』(みほはは:著、Dr.しば:監修/KADOKAWA)だ。

advertisement

「息子の様子がいつもと違う気がする…」喘息の治療中の息子の咳に違和感を覚えた母親。病院を受診するも、小児科の医師から「心配しすぎ」と軽くあしらわれてしまう。

 だが息子の体調はどんどん悪くなっていき、ついには緊急入院をする事態になり……。

 子どもに“もしも”のことがあった時、どうしたら保護者として子どもを守れるのか。『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』の物語に基づき、本作の監修も務めた小児科医のDr.しばさんに小児科医視点でお話を伺った。

※『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』のエピソードをもとにインタビューを行っています。病気の進行や症状は個人差がありますので、詳細は医療機関などにご確認ください。

――本作に登場する幼稚園では、ヒトメタニューモウイルス感染症が流行していました。ヒトメタニューモウイルス感染症にはどのような特徴があるのでしょうか。

Dr.しばさん(以下、しば):風邪の一種ですが、咳が長引きやすい・発熱が続きやすいのが特徴です。乳幼児では、喘息のようなゼイゼイとした喘鳴が起こることもあります。

 RSウイルス感染症と症状が似ていますが、現在は迅速検査で判別できる病院も増えています。

――ヒトメタニューモウイルス感染症への対策として、まず家庭でできることは?

しば:基本は手洗い・咳エチケット・生活リズムの安定です。特効薬はないため、体力を落とさないことが最も大切です。兄弟姉妹間でタオルや食器を共有しないなどの工夫も有効です。

――低年齢のうちは風邪を引く回数が多くなりがちで、親として悩む場面は少なくありません。とくに幼少期に風邪を引きやすい背景には、どのような要因があるのでしょうか。

しば:抵抗力がまだ未成熟で、初めて遭遇するウイルスが多いためです。幼稚園や保育園で集団生活が始まることで、感染する機会が一気に増えます。

 回数は多くても、経験を重ねることで身体は強くなっていきますので、必要以上に心配する必要はありません。

取材・文=アサトーミナミ

Dr.しば
小児科専門医。小児科医として10年以上の実績を持つ。小さなお子さんのいるご家庭向けのお役立ち情報をSNSで発信中。(https://x.com/Shiba_kids

あわせて読みたい