子どもの体調不良、家庭での過ごし方は? ホームケア用品の上手な使い方も解説【小児科医インタビュー】

マンガ

公開日:2026/1/27

「子どもの具合が悪い」「いつもの風邪とは違う気がする」「病院に連れて行くべきか、それとも家で様子を見るべきか」子育てをしている中で、そう悩んだことがある人も多いだろう。

 しかし、もし少しでも「おかしい」と感じたならば迷わず病院に行った方がいい。子どもを一番近くで見守る保護者としての“勘”を信じてほしい。そう実感させられるのが『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』(みほはは:著、Dr.しば:監修/KADOKAWA)だ。

advertisement

「息子の様子がいつもと違う気がする…」喘息の治療中の息子の咳に違和感を覚えた母親。病院を受診するも、小児科の医師から「心配しすぎ」と軽くあしらわれてしまう。

 だが息子の体調はどんどん悪くなっていき、ついには緊急入院をする事態になり……。

 子どもに“もしも”のことがあった時、どうしたら保護者として子どもを守れるのか。『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』の物語に基づき、本作の監修も務めた小児科医のDr.しばさんに小児科医視点でお話を伺った。

※『母の勘を信じて 次男が入院するまでの記録』のエピソードをもとにインタビューを行っています。病気の進行や症状は個人差がありますので、詳細は医療機関などにご確認ください。

――本作は、幼稚園に通う男の子が異様な咳を出し始める場面から始まります。子どもの体調不良時、病院受診までに家庭でどのように過ごすと良いでしょうか。

Dr.しばさん(以下、しば):していいことは、水分補給、加湿、鼻ケア、体を休ませること。

 控えるべきなのは、無理な食事、強い鼻吸引、自己判断での抗生剤使用、熱性けいれん時の無理な抑え込み、などです。判断に迷ったら必ず医療機関に相談をしてください。

――作中には、家庭用の鼻吸い器やパルスオキシメーターがホームケア用品として登場しました。どちらもここ数年で多くの家庭でよく見かけるようになったアイテムです。普段の体調管理にうまく活かせる方法を教えてください。

しば:鼻吸い器は「強く吸いすぎない」ことが重要で、粘膜を傷つけないよう注意しましょう。自分で鼻をかめるならそちらが理想です。

 パルスオキシメーターは指の小さい赤ちゃんでは正確に測るのが難しい点や「苦しそうなのに数字が良い/数字だけ悪い」など誤解が起きやすいため、あくまで参考と考えてください。変化を見る道具としては有用です。

――体調不良の前触れを感じた時、自宅ではどんな風に過ごすとよいでしょうか。

しば:「水分補給」「十分な睡眠」「加湿」「無理をさせないこと」が基本です。熱があっても元気であれば無理に食べさせる必要はありません。呼吸の速さ・顔色・機嫌の変化をよく観察し、不安があれば早めに相談してくださいね。

取材・文=アサトーミナミ

Dr.しば
小児科専門医。小児科医として10年以上の実績を持つ。小さなお子さんのいるご家庭向けのお役立ち情報をSNSで発信中。(https://x.com/Shiba_kids

あわせて読みたい