アプリの力で「見えないムダ」を撲滅! 節約が苦手な人でもできる「支出の見直し」/会社員のためのお金のキホン

暮らし

公開日:2022/8/29

消耗品は月1回、必要量をお得に買う

 ボディーソープや洗剤、ビールや米などは、毎月15日を「注文日」としてタスクに入れておき、Amazonの「定期おトク便」でまとめ買いしています。定期おトク便は3個以上まとまると15%オフの「おまとめ割引」が適用され、より安くなるのです。もちろん、安いからといって必要以上に買うのはムダなので、在庫は必ずチェックし、まだあるものは翌月配送にスキップします。これなら必要な物だけ買え、割引も使えてムダがない。重たいものを玄関まで運んでもらえ、時短にもなるので効率的です。

「Keepa」を使って高値づかみをなくす

 Amazonの買い物で気をつけたいのが商品価格の急な値上げです。タイムセールなのに普段より高いときもあるので、価格の推移をチェックできる「Keepa」というツールを活用しています。これはウェブブラウザー「Google Chrome」の拡張機能でパソコンでしか使えませんが、Amazonの商品ページで過去の価格推移をグラフ表示してくれるのです。これを見れば現状価格が普段と比べて高いのか安いのかをチェックでき、うっかりいつもより高い値段で買ってしまう……というミスを防げます。

レシートで価値のない支出をなくす

「何がムダか分からない」ときは、1週間でよいのでお金の使い方を振り返ってみてください。といっても家計簿は大変なので、レシートを仕分けるだけの簡単な方法を教えます。

 空き箱をひとつ用意して、買い物のレシートを入れていきます。ネットで買ったものはメモ用紙に「何に」「いくら」使ったかを書いて入れてください。週末になったら、1週間分のレシートを出し、次の3つに分類します。「消費」=生活に必要だったもの、「浪費」=買わなくてもよかったもの、必要ではなかったもの、「投資」=自己投資になったもの。支払いの金額ではなく、「意味」を振り返るのがポイントです。

 買ったときは必要と思ったものでも、数日経つことで「ムダだった」と気づけることは多々あります。自分のお金の使い方を振り返り、次の買い物から「消費か、浪費か、投資か」を意識するだけでも、なんとなく消えていくお金はなくなってくるはずです。

図解 会社員のためのお金のキホン

<第6回に続く>

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