家族が「うつ病」と診断されたら…まずは“知らない”ことによる恐怖や不安を和らげよう/家族が「うつ」になって、不安なときに読む本
公開日:2022/11/12
大切な人がふさぎ込んでしまった、苛々して攻撃的になった、まるで別人になってしまった…もし身近な人が「うつ」と診断されたら?
下園壮太、前田理香著の『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』は、「うつ」と向き合うために知っておきたいポイントを、数多くのカウンセリングを行なってきた著者がわかりやすく解説しています。
うつは「弱さではなく、単なる疲労」。どんな人でもかかりうる、心の疲労骨折のようなもの。正しく理解することで不安を取りのぞき、「うつ」になった大切な人に寄り添いながら、自分も大切にする方法がわかる1冊です。
もし家族が「うつ病」と診断されたら…。診断結果を重く受け止めすぎないことが大切です。
※本作品は下園壮太、前田理香著の書籍『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』から一部抜粋・編集しました
※症状などは個人差があります。ご了承の上、お読みください。

診断結果を重く受け止めすぎない
家族が「うつ病」と診断されたら
家族の様子が見る見るうちに変わっていく。あなたは、心配で病院を受診するよう勧めるものの「大丈夫」という返事にどうすることもできない。
そんな不安を抱えて暮らしていたなか、ようやくあなたの勧めを受け入れ、受診してくれた家族。診断結果は「うつ病」「うつ状態」「適応障害」……。
そのときあなたは、どう感じたでしょう?
病名がわかり、ほっとしたでしょうか。それとも、受診前よりもっと不安が大きくなったでしょうか。
多くのご家族が病名を聞いて、次のような疑問や不安を口にされます。
・治る病気なのか
・回復までにどれくらい時間がかかるのか
・仕事は休まないといけないのか
・会社に知られたら働けなくなるのではないか
・薬にはどんな副作用があるのか
・薬は一生飲まないといけないのか
・どう接したら良いのか
・死んでしまうのではないか
それは、病名が示す、病気のことがよくわからないからです。
人は、わからないことや知らないことに対して、強い不安や恐怖を感じます。「わからない」ということは、対処方法が見つけられない、見通しが立たないということにつながるからです。
逆に言うと、今の状態をある程度納得できれば、今後の経過や対処方法も想像でき、あなたの不安も小さくなるはずです。