家族は父親二人と娘・息子…『野ブタ。をプロデュース』の作者が送る拡張家族の物語『プリテンド・ファーザー』
PR 公開日:2022/12/16

「父になる」なんて、とっくにできているはずだった…。『野ブタ。をプロデュース』の著者・白岩玄氏が送る、新しい時代のための拡張家族の物語『プリテンド・ファーザー』(集英社)。2022年10月26日に発売されるや否や、読書家を中心に大きな話題となっているようだ。
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㊗️発売【即】重版決定??
白岩玄『プリテンド・ファーザー』
\「王様のブランチ」で話題?
共感の声が鳴りやまない…!シングルファーザーどうしの同居を描いた新しい家族の物語、重版が決まりました! さっそく手にとってくださった皆さん、ありがとうございます?https://t.co/FL37KMKO8r
— 集英社文芸書 (@shueisha_bungei) November 7, 2022
主人公の恭平は、4歳の娘を育てる36歳のシングルファーザー。それまで家事・育児などは全て妻に任せっきりだったのだが、1年前に突然妻が他界。突如“シングルファーザー”としてひとり娘を育てることになり、心身ともにギリギリの日々を送っていた。
そんな折に再会したのが、高校の同級生・章吾。彼もまたシッターというケア労働に従事しながら、ひとりで1歳半の息子を育てているそうで、そのことを知った恭平は“ある提案”を持ちかけた。「俺たち、一緒に住まないか?」と――。
家賃を負担するのは恭平、彼が帰宅するまで子どもの面倒を見るのは章吾。互いの利害が一致したことで、突如始まったシングルファーザー同士の同居生活。果たしてその先に見えてくる、ふたりの“自分らしい父親像”とは?
同書は、恭平と章吾のふたりの視点を入れ替えながら物語が進行していく。育児がままならない「恭平」と、育児のプロである「章吾」。そんな正反対の立場のふたりを通してみると、子育てをめぐる社会問題や男女それぞれの生きづらさなど、実に様々なものが見えてくるだろう。
そんな彼らの苦労や気づきから、読者もまたいろいろなことを考えさせられたようで、SNS上には「親だから、女性だからと自分で勝手に枠組みにはめてしまうことで自ら困難を生み出している、ということに気づかされた」「子育てや仕事、家族のあり方など、それらへの向き合い方について考えさせられる一冊」といった反響が相次いでいた。
ちなみにマンガ『サチコと神ねこ様』の作者・wako(わこ)氏
(@wako3999)
も、同書に感化されたひとり。11月21日(月)には自身のTwitterで『プリテンド・ファーザー』の紹介マンガを公開しており、「『役割からの解放』というメッセージの伝え方が天才」と感想を寄せている。




プリテンド・ファーザー=“見せかけの父親”たちが模索し、最後に辿り着いた答えはいったい何なのか…。物語の結末は、ぜひ自身の目で見届けてほしい。