ドアを開けると、加害者の青年とその父親が土下座していた。青年は月命日にもやってきて/16歳で帰らなくなった弟⑨
更新日:2023/3/9
『16歳で帰らなくなった弟』(きむらかずよ/KADOKAWA)第9回【全15回】
夜中にかかってきた警察からの一本の電話から、当たり前の家族の日常が崩れていった。高校3年生の夏、一つ年下の弟が突然事故で亡くなった。容態が危ないと言われ、病院に駆けつけるも、弟はすでに亡くなっていて…。家族を突然失った悲しみだけでなく、閉鎖的なコミュニティで広がる事故の噂に翻弄される家族。家族の歯車は狂い出すが、支えてくれる人もいた。肉親を突然失った家族が、再び歩き出せるようになるまでの家族の物語『16歳で帰らなくなった弟』を好評につき再掲載でお届けします。謝罪にやって来た加害者の青年とその父親。その後、月命日にもお参りにやって来る青年に母が言った言葉とは…。
この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。
加害者の青年
