2月の新刊絵本(2024年2月 新刊&おすすめ絵本)
更新日:2024/2/9

2月に発売される新刊絵本は、私たちの暮らしにそっと寄り添って、くすっと笑えて、心がほんのり温かくなる作品ばかりです。
朝寒くてなかなか起きられないときは『めざましくん』に起こしてもらいましょう。掃除が億劫になってしまうときは『そうじきの なかの ボンボン』のボンボンとボンボンパパを思い出すと、片付けるのが楽しくなりますよ。寒い外にずっといて、風邪をひいてしまったときは『キツネザルのあったかいセーター』が欲しくなることでしょう。実は連休が多いのも2月の特徴。連休の旅行を計画しているお家は『おすしが あるひ たびにでた』を参考にすると、面白い旅ができるかも。お出かけのお供にはぜひ『アンパンマンはじめてずかん のりもの』と『いない いない ぶー』を。いろいろな乗り物を見て楽しめば、長い移動時間もあっという間に過ぎていきます。世界に目を向けてみたいなら、イランから生まれた平和の絵本『きみはぼうけんか』がおすすめです。
1年で1番寒い2月は、春の足音をどこよりも早く感じる月でもあります。『たんぽぽになりたくて』は出会いと別れ、命の巡りを感じるのにピッタリな絵本。まだまだ寒い日は続くけれど、必ず訪れる暖かい季節を『わらって!』待ちたいですね。
「ジリジリジリジリ」34年の時を経て、みんなを起こすために『めざましくん』が待望の復刊!
めざましくん
作・絵:深見 春夫
出版社からの内容紹介
めざましどけいのめざましくん。
春の朝、目をさますと
「さあ、みんなを おこさなくちゃ」。
台所へ行って「ジリジリジリジリ」、
おなべやポットたちが目をさまします。
森にでかけて「ジリジリジリジリ」、
森の木たちも目をさまし、起き上がりました。
さて、めざましくんは、北のくににすむ男の人に
出会いました。北のくにでは、まだ、春が目を
さまさないのだといいます。
春をおこしにきて、とたのまれ、めざましくんは
北のくにへ行くことにしました。
北のくにの谷の底でねむっていた春に
「おきてください、ジリジリジリジリ」
すると…?
『あしにょきにょき』などが人気の
深見春夫の幻の名作『めざましくん』が
待望の復刊!
スペインで絵本作家デビューした作者の日本初作品!『そうじきの なかの ボンボン』とボンボンパパの不思議な魅力から抜け出せない
そうじきの なかの ボンボン
作・絵:加藤 絢子
出版社からの内容紹介
古い掃除機の中で暮らす、ボンボンとボンボンパパ。掃除機が吸い込んだ「おもしろいもの」を使っておうちを作ります。ところがついに掃除機が壊れてしまいます。どこかへ運ばれるボンボンたち。突然、光が差しこんできたその先には…。
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきがいっぱい! スペインで絵本作家デビューした著者による、日本初作品。
北欧らしいのんびりとした空気に癒されたい。『キツネザルのあったかいセーター』は心の中までほっこりする作品です
キツネザルのあったかいセーター
作・絵:ウルリカ・ケステレ訳:石井 登志子
出版社からの内容紹介
北国にくらすオオヤマネコのリーサとクマのニルスのところに、南の島からワオキツネザルのオットーがやってきました。
オットーは、さっそく外に出てオーロラの絵をかきはじめましたが、寒くてかぜをひいてしまいました。
そこで、しんぱいしたリーサとニルスは、オットーがあたたかく過ごせる方法を考えて…?
気鋭の北欧の絵本作家による、ほっこりするゆかいな絵本。
見立て作家・田中達也さん待望の新刊!「おすシティ」を目指して、マグロのおすしが大冒険『おすしが あるひ たびにでた』
おすしが あるひ たびにでた
作:田中 達也
出版社からの内容紹介
マグロのおすしが山へ、海へ、砂漠へ、旅に出ます!
めざす目的地はおすシティ!
身近なものを見立ててつくられた砂浜や雪山、砂漠の遺跡を、マグロのおすしが大冒険。
大人気のみたて写真絵本「おすしが ふくを かいにきた」第2弾!
2024年2月刊
関連書籍
おすしが ふくを かいにきた
作:田中 達也
内田麟太郎さんの詩と南塚直子さんの柔らかな銅版画に、春が待ち遠しくなる一冊『たんぽぽになりたくて』
たんぽぽになりたくて
作:内田 麟太郎絵:南塚 直子
出版社からの内容紹介
たんぽぽのわたげは わらいながらとんでいく… また たんぽぽに なれるから
たんぽぽになれば、友達に、うさぎに、ちょうちょに、また会うことができます。風に身をまかせて飛んでいく綿毛は、自分で行き先を決めることができません。それでもなお、綿毛が笑いながら飛んでいくのは、新たな出会いへの希望に胸を膨らませ、再び野原いっぱいに花を咲かせたいと願っているから。画面からあふれんばかりに描かれたたんぽぽからは、巡る命の輝きと生きるよろこびが伝わってきます。旅立ちの季節、出会いの春に読みたい絵本です。
お出かけのお供にぴったり。アンパンマンと一緒に大好きな乗り物を覚えよう!『アンパンマンはじめてずかん のりもの』
アンパンマンはじめてずかん のりもの
写真・監修:小賀野 実絵:トムス・エンタテインメント原作:やなせ たかし
出版社からの内容紹介
はじめて言葉を覚えていく子どもたちに向けて、アンパンマンと一緒に楽しむ写真の図鑑です。 第2弾は『のりもの』。子どもたちが大好きな乗り物がいっぱい! 乗り物の音や動きも知らせ、子どもたちの社会の扉を開きます。
「いないいないばぁ」遊び×乗り物の今までになかった出会い! 『いない いない ぶー』は乗り物に興味を持ちはじめた赤ちゃんと何度も楽しんで
いない いない ぶー
作:おおの たろう
出版社からの内容紹介
のりもので「いないいない遊び」しましょ! バスが…、救急車が…、ごみ収集車が…、最後はたくさんののりものが…。乗り物に興味を持ち始めたお子さんとのやりとりが楽しい絵本。繰り返し読みたくなるシンプルさと、細部へのこだわりのご注目ください!
赤ちゃんが喜ぶものとは何か、と考えた時に国や時代を越えて伝わる「いないいないばぁ」遊びにたどりつきました。そんな「いないいないばぁ」の乗り物版が本作です。動物の「いないいないばぁ」絵本は様々ありますが、乗り物のものは見当たりません。1歳を過ぎた頃から乗り物に興味を持ち出す赤ちゃんのための絵本。赤ちゃんあるあるで大人気、GIF動画も制作する著者が、絵本ならではのめくる前と後の変化の面白さを追求しています。
イランからやってきた平和を考える絵本『きみは、ぼうけんか』。幼い兄妹が目指した「ぼうけんかのまち」は……
きみは、ぼうけんか
作:シャフルザード・シャフルジェルディー絵:ガザル・ファトッラヒー訳:愛甲 恵子
出版社からの内容紹介
わたしとおにいちゃんは、戦火をのがれて「ぼうけん」の旅にでた。「本にはね、どんな風や雨のなかでも、ぼうけんかはあるきつづけます、ってかいてあるよ」ぼうしと1冊の本を手に、おさない兄妹は破壊された家から、「ぼうけんかのまち」をめざし旅立ちます。おにいちゃんの言葉にささえられ、たどりついたのは・・・。2021年ブラチスラバ世界絵本原画展金牌受賞。苦しい道を「希望」という物語に書きかえる、イラン発・平和を考える絵本。
人気イラストレーター・わかるさん発の絵本『わらって!』を読むと自然と笑顔になれる!
わらって!
作:わかる
出版社からの内容紹介
「うさぎとくま」のLINEスタンプが大人気、イラストレーターわかるさんの初の幼児向け絵本です。ニコニコ顔のイラストが特徴のわかるさんらしい、「登場人物だけでなく読み聞かせされている赤ちゃんや読んでいる人たち全員がニコニコしちゃう」そんな絵本ができました。くまさん、うさぎさん、パンダさん、ライオンさん、そして・・・? 登場するどうぶつたちの動きを赤ちゃんと一緒に真似してみてください。最後はみんなで笑顔になっちゃうはずです!
海外でも評価の高いのわかるさん、グッズも完売することもあるほどの人気です。この絵本も出産祝いやプレゼントとして、グッズ需要にもピッタリな一冊になっています。読み聞かせは0歳から。