ひなまつりの絵本(2024年2月 新刊&おすすめ絵本)
更新日:2024/2/22

子どもの健やかな成長と幸せを願う「ひなまつり」。赤ちゃんがはじめて迎える初節句としても盛大にお祝いする行事ですね。「ひなまつり」は中国から伝来した「上巳の節句」と、平安時代の「流しびな」という厄払いの習慣に「ひいな遊び(人形遊び)」が加わり、今のかたちになったとされています。
ひな人形を飾るのに手いっぱい! という方にもぜひ読んでいただきたいのが「ひなまつり」の絵本。人形やひな飾りについてお話しながら、子どもたちと一緒に飾ってみてください。自分の健康や幸せを祈る特別なお人形と知ることで、ますます愛着も湧くことでしょう。実は、お出かけしている間に抜け出しているかも? 平安時代にタイムトラベルして十二単を着たり牛車に乗ったりしてみたい! そんな妄想も「ひなまつり」絵本と一緒にお楽しみいただけます。
どの絵本も1冊で「ひなまつり」の解像度を上げてくれるものばかり。毎年祝う行事を、これから何倍も楽しむことができるはずですよ。
おひなさま御一行、家探しの旅へ。ひしもちの色の意味など、ひなまつりが楽しくなる知識もいっぱい『新装版 おひなさまのいえ』
新装版 おひなさまのいえ
作:ねぎしれいこ絵:吉田朋子
出版社からの内容紹介
お店に残ってしまったひな人形たちが、自分たちで自分たちの家を探す冒険の旅に出かけます。挫折しかけた時に、ひな人形のもとの姿である「ながしびな」たちに出会い、いっしょに川を下り、家をみつけます。親子で読んで、どきどきわくわくしながら、ひな人形たちに親しめるお話です。見返しには、ひな人形の由来や、並んだときの名称、また、行事食であるひしもちの色の意味や、ちらし寿司を食べる意味なども満載。押し絵風の半立体の絵も心温まります。
ひな飾りや料理、十二単や貴族の暮らしなど、平安時代にタイムトラベルしたような気分で読める『おひなさまの平安生活えほん』
おひなさまの平安生活えほん
作・絵:堀川 理万子
出版社からの内容紹介
いつどこではじまったの?/どうして3月3日なの?/おひなさまのお食事は?/など、ひな祭りの由来やおひなさまの種類はもちろん、知っていそうで意外と知らないひな道具の使い道まで!おひなさまのモデルとなった平安貴族の暮らしぶりもわかる行事の絵本。
お転婆おひなさまの大冒険! 楽しいおはなしを読みながら、工作やパーティ料理も紹介『ひなまつりルンルンおんなのこの日!』
ひなまつりルンルンおんなのこの日!
作:ますだ ゆうこ絵:たちもと みちこ
出版社からの内容紹介
ひなまつりの日、ゆずちゃんの家のおひなさまたちは、ゆずちゃんがお出かけしている間に大冒険をはじめたから、さあ大変! ますだ&たちもとのコンビで贈るシリーズ、ひなまつりのお話です。
大きく開くしかけ絵本でワクワクしながら四季の行事を覚える『きせつのぎょうじ きょうは なんのひ?』。はじめての行事絵本にも
きせつのぎょうじ きょうは なんのひ?
作:and EIGHT
出版社からの内容紹介
ダイナミックなめくり仕掛けが楽しく、小さなお子さまにぴったりの、
大人気シリーズ第6弾!
お正月やひな祭り、七夕、七五三、クリスマスなど、
季節を感じる年中行事やイベントを、
「きょうは なんのひ?」の問いかけにのせて紹介します。
ダイナミックに広がる絵にワクワクしながら、いろいろな行事に親しめます。
巻末には、親子で行事を楽しむためのひとくちメモも収録。
やさしく味わい深いイラストで、プレゼントにも最適です。
(おすすめ:3~5歳)

文:栗田奈緒子 編集:木村春子