入学おめでとう! 小学校大好き絵本(2024年3月 新刊&おすすめ絵本)
更新日:2024/3/26

さあ、いよいよ小学生! 好きな色のランドセル、自分で選んだ文房具、体そう服や給食グッズ……ママ・パパは買い物に名前付けにちょっと忙しいけれど、うれしそうに準備するわが子を目にしたら、新しい生活への期待がふくらみますよね。
小学校をテーマにした絵本を読めば、さらに楽しみに!
小学校2年生の先輩(!)がこれから小学生になる後輩たちに向けてアドバイスを書いた『しょうがっこうがだいすき』。こんな学校あったらいいな!妄想が駆け抜ける『ぼくのがっこう』。教室、靴箱、給食、学校にある“もの”たちの気持ちが詩になった『学校はうたう』。
ほかにも読み継がれる谷川俊太郎さんの詩の絵本や、みんな大好きな「おさるのジョージ」「ようかいむら」シリーズなどなど、バラエティに富んだ絵本が勢ぞろい。
ワクワクの反面、ドキドキする気持ちもあることでしょう。子どもたちの背中をポンと押してくれる絵本は、これからはじまる小学校生活の心強いお守りにもなってくれると思います。
小学校2年生の作者が、入学前の後輩たちへ16のアドバイス!学校生活が楽しくなる『しょうがっこうがだいすき』入学前の不安を解消してくれる一冊
しょうがっこうがだいすき
作:うい絵:えがしら みちこ
出版社からの内容紹介
小学2年生のせんぱいから、これから小学生になるみんなへ。「さけばないようにれんしゅうしよう」など小学校生活を楽しく送るための16のアドバイスを、ういさんが自分の力で書き上げました。不安と楽しみがいっぱいの入学を控えたお子さんに送る一冊。
たまにはいつもと違う学校に行ってみたい!入り口が滝だったり給食は超巨大なコッペパンだったり?!人気絵本シリーズ第4弾『ぼくのがっこう』
ぼくのがっこう
作:鈴木 のりたけ
みどころ
『ぼくのおふろ』、『ぼくのトイレ』、『ぼくのふとん』に続く、鈴木のりたけさんの「ぼくの」シリーズ。久々の新作は、学校!?
着目アイテムが進化して、新章突入でしょうか。いつもの主人公も、心なしか立派に成長しているようで、頼もしい容姿です。
さあ、いつものように、上から見下ろすようなアングルの表紙絵からスタート。どんな学校が登場するのでしょうか。
入り口が滝、下駄箱に鳥、で驚いていてはいけません。廊下がグニャグニャ、教室も机も椅子も、授業だって。何と言っても、後半、子どもたちが先生になるあたりから、子どもたちが大活躍! 迷子になった校長先生探しは、探し絵の世界です。もちろん、たっぷり描かれたサブストーリーを楽しみましょう。子どもたちにとって、特別な存在の校長先生だからこその展開にハラハラドキドキ。
いろんな こどもが いるように
いろんな がっこう あったら いいな
みなさんも一緒に考えてみませんか?
鈴木のりたけさんの作品は、「ぼくの」シリーズをはじめ、自由で伸びやかな空想の世界が魅力的で、おはなし会でも大盛り上がりです。
教室の机、靴箱、給食、ランドセル。学校にある“もの”たちのメッセージが詩となって子どもたちに届く『学校はうたう』のびやかな絵も魅力
学校はうたう
作:杉本 深由起絵:松田 奈那子
みどころ
校門や机、給食にチャイム。
学校にあるいろんなものが、生き生きと気持ちを歌い出したら、どんなに楽しいかしら!
そんな楽しい思いつきを心地良いリズムでつづった杉本深由起さんの詩と、自由に伸びやかな線と色で描かれた松田奈那子さんの絵が、イメージたっぷりに「学校の楽しさ」を伝えてくれる1冊。
「きみの くつをいれるのは 一だんめの 右から三ばんめ」
と靴箱がやさしく子どもを迎え入れ、
「ほら いそげ トイレは すぐそこ」
と、廊下が子どもを励ましてくれる。
友だち口調や独り言、物語風と、手を変え品を変え綴られた詩。子どもたちを見守るたくさんのまなざしと励ましなどの気配が、学校にはあふれているようです。
詩の一編ごとに文字の形や配置が微妙に変えてあって、それぞれに違うリズムを奏でているのも注目! パッとページを開いたときに、「どんな風に読んだらいいのかな?」と子どもも大人も想像して楽しみ、時に歌って楽しみましょう♪
「ともだち」って?谷川俊太郎さんのシンプルな言葉×和田誠さんのほのぼのとしたイラストが問いかけるかけがえのない存在『ともだち』
ともだち
作:谷川 俊太郎絵:和田 誠
みどころ
「ともだちって」
かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと
いっしょに かえりたくなるひと
「ともだちなら」
いやがることを するのは よそう
「ひとりでは」
もてない おもいものも ふたりでなら もてる
つまらないことも ふたりでやれば おもしろい
ともだちってなんだろう・・・例えば子どもたちがそんな風に思っていたとしたら、こんなにも具体的にわかりやすく教えてくれる答えはないですよね。
谷川俊太郎さんの詩に、和田誠さんのほのぼのとした絵が子ども達の心にぐっと近づいてきます。
そこで、詩の内容は広がっていきます。
「どんなきもちかな」「けんか」「ともだちはともだち」
それぞれのテーマに続く詩はひとつひとつ、どれも相手の気持ちを想像することにつながります。ともだちはどんな気持ちになるんだろう、ともだちにこういう事をするのは良くないな、お父さんお母さんだってともだちみたいな時があるな。
こんな風に考えられるようになったら、想像する力は大きくなっていきます。
会った事のない子だってともだちになれるかもしれない。
その子たちが困っていたら、なにをしてあげられるんだろう。
難しいことはありません。だれだってひとりで生きていくことはできない、みんなともだちが必要なんだ、そういう大切なことは小さな子どもたちにだってきっと伝わるはずです。
「ともだちって すばらしい」
子どもから大人まで、年齢に関係なく読み続けていきたい一冊です。
小学校に招かれたジョージ、先生のお手伝いをすることに!はりきっていたら混ぜ合わせた絵の具をひっくり返してしまい……『おさるのジョージ がっこうへいく』
おさるのジョージ がっこうへいく
原作:M.レイ H.A.レイ訳:福本 友美子
出版社からの内容紹介
小学校のアップル先生のクラスに,特別ゲストとして招待されたジョージ.絵本をめくったり,ボールをくばったり,先生のお手伝いをしようと大はりきりです.ところが,絵の具をまぜあわせて遊んでいるうち,大変なことになってしまいます.子どもたちは,みんなで力を合わせて,おそうじをはじめます.
歌をうたって、給食を食べて……『がっこう』の日常をシンプルな言葉とイラストで子どもたちに伝える「バーニンガムの小さな絵本」シリーズ
がっこう
作・絵:ジョン・バーニンガム訳:谷川 俊太郎
出版社からの内容紹介
小さい人が最初に出会う絵本として、定評のあるシリーズです。
何気ない日常生活のスケッチの中に、子どもが感じ取ったドラマを伝えています。
ようかいむらのようかい学校、うひひひ校長先生は相手の心のうちが読めちゃう!入学したたまにゃたちはどうなる?『ようかいむらのぴかぴかにゅうがく』
ようかいむらのぴかぴかにゅうがく
作・絵:たかい よしかず
出版社からの内容紹介
ようかいむらのちょっと不思議な妖怪学校に入学したたまにゃたちは、ちょっと不思議なうひひひ校長先生に出会います。校長先生は相手の思っていることがわかる妖怪です。たまにゃたちの学校生活はどうなるのでしょう…。
【動画公開中】
文:竹原雅子 編集:木村春子