レトロかわいい絵が印象的『ないたにわとり』作者のスズキトモコさんにインタビュー(ひかりのくに) (ひかりのくに)

文芸・カルチャー

更新日:2024/3/30

第一線で活躍するイラストレーター、スズキトモコさん初のオリジナル絵本。
リソグラフという方法で制作された、レトロな質感が特徴的です。
制作方法や使用している画材、作品についてなど、スズキトモコさんにたっぷりとお話をうかがいました。

ないた にわとり

作・絵:スズキトモコ

advertisement

出版社からの内容紹介

歌が自慢でうぬぼれ屋のにわとりは、人気者の美しいバラと毎日ケンカばかり。
そんなある日、バラは切られてしまいます。
静まりかえった庭で喪失と悲しみを知ったにわとりが見たものは……

第一線で活躍するイラストレーターの初のオリジナル絵本。
レトロでカラフルな絵が印象的です。

*今回はにわとりが主人公ですが、どのようにしてこのお話ができましたか?

時々シルクスクリーンで作品づくりを行なっているのですが、にわとりの絵を個展で発表したときに、見てくれた友人が「このにわとり、絵本になりそうだね。」と言ってくれたのがきっかけです。このにわとりが表紙の絵本をつくりたい、赤いとさかを自慢するにわとりのお話にしよう、と思ったところからはじまりました。

 

*本作はどのような方法で制作されましたか?

赤と青の2色をベースにした絵本にしたかったので、リソグラフという方法で制作しました。シルクスクリーンと似ていて、色ごとに版分けして、重ね刷りする印刷手法です。版ずれやかすれ、網点模様などレトロな質感が出せるので気に入っています。

リソグラフは特色なのでかなり発色がいいのですが、絵本化するにあたっても普通のCMYK印刷とは違い、一部を特色にするなど、印刷所でもかなり試行錯誤していただきました。