今も昔も子育ては大変! 余計な行動の最たる例「寝た子を起こす」/ことわざびっくり事典③
公開日:2024/6/15

「赤ちゃんがなかなか寝ついてくれなくてもう大変」なんてことはよくある話。
そして、苦労のすえ、やっと寝かしつけたと思ったら、わざわざ起こす人がいたりして。赤ちゃんギャン泣き、こっちも泣きたいわ~!
そのように、せっかく落ち着いたものごとに、よけいなことをして、再びやっかいな問題を引き起こすことを表したことわざだよ。
また、いやなことをわざわざ思い出させたりすることにも使うね。
例としては、「オンラインゲームをがまんしてやめたのに、さそわないでよ。寝た子を起こすように、またやりたくなっちゃう」とか、「寝た子を起こす事実を伝えたら、また夫婦げんかが始まっちゃうだろうな」のように使うよ。

そんな、よけいなことをする人は、昔から後をたたなかったのだろう、似たようなことばはいっぱい!
「知恵ない神に知恵つける」は、人によけいな入れ知恵をして、ものごとをめんどうにすること。
また、「やぶをつついて蛇を出す」は、やぶ(草むら)でおとなしくしていた蛇にちょっかいを出してかまれることから、よけいなことをして、災難がふりかかることだ。