突然のガン宣告「軽い風邪と思っていたら…」主婦の闘病体験、前向きに描く【作者インタビュー】
公開日:2024/7/16

夫と2人の子どもと、幸せに暮らしていた主婦のやよいかめさん(@yayoi_kame)。ある日、鼻の不調を感じて病院へ行くと鼻腔(びくう)ガンだと判明した――。
日常の何気ない風景のなかにも喜びや驚き、発見がある。『鼻腔ガンになった話』は、SNS上で大きな反響を呼んだ。そのリメイク版を、やよいかめさんのインタビューとともに紹介する。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談です。すべての人に当てはまるものではありません。症状に悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため閲覧にはご注意ください。












自分を大切にすることは、家族を大切にすること
――まずは、やよいかめさんの自己紹介をお願いします。
こんにちは。やよいかめと申します。この漫画を描いたきっかけは、親は子どもだけではなく、自分自身の体も大切にしなければと痛感したことです。子どもはすぐに病院に連れて行くのに、自分の病気はいつも後回しにしがち。そのせいで手遅れになるケースを、入院中に何度も見ました。自分を大切にすることは、家族を大切にすることにもつながります。この漫画を読んで少しでも多くの方が「ガン検診しよう!」と思うようになってくれたら、とてもうれしいです。
















――闘病記はどうしても暗い雰囲気になりがちです。一方で、やよいかめさんの作品は、家族や周囲のサポートでガンを克服できる可能性がある、とポジティブな感想を抱きました。
一番伝えたいポイントは「笑い」です。ガンのことを漫画にするなら、できるだけおもしろく描こうと思いました。ガン細胞をやっつけてくれる免疫細胞に「ナチュラルキラー細胞」というのがあり、笑うことでその免疫細胞が活性化するそうです。つまり読んでもらえれば、ガン細胞まで知らないうちにやっつけることができる!すばらしい!(笑)
――第1話はプロローグ。症状が出はじめた時期と、引っ越しのバタバタが重なってしまったのですね。
症状は微熱と鼻づまりだけだったので、軽い風邪だと思い込んでいました。インフルエンザや溶連菌のように強い症状が出る病気だと「病院に行かなきゃ」となるのですが、微熱と鼻水だけだと、「もう少し様子見てからでいいか」と先延ばしにしてしまいました。
そして、症状が出はじめてから3カ月後には引っ越し先の病院でガンと宣告され、家族や周囲に支えられながら、ガンと向き合う日々を送ることになる。ポジティブさを失わず闘病生活を乗り切っていく様子を描いたやよいかめさんの作品。乗り切っていく闘病生活を丁寧に、ときにはコミカルに描くやよいかめさんの作品。2人に1人がガンになるといわれる今、その実体験は多くの人の参考になるに違いない。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
■やよいかめ
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