めんつゆに焼肉のタレ…妊娠糖尿病でほとんどの調味料が使えない。たどりついた「使える調味料」は?【作者インタビュー】
公開日:2024/7/9

10万部のベストセラーとなった『月たった2万円のふたりごはん』の著者でイラストレーターの奥田けいさん(@kei__okuda)は、2人目の子どもを妊娠中に妊娠糖尿病と診断された。『2人目妊娠したら糖尿病になった話』は、食べることも甘いものも大好きな奥田さんが取り組んだ食事療法やリアルな生活を描いたコミックエッセイだ。第11話は血糖値を左右する調味料について。
<妊娠糖尿病とは?>
「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。
※本作で紹介するのは「妊娠糖尿病」です。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。
※本作で紹介する症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる方は医師・看護師等の専門家に相談してください。




マヨネーズは“神調味料”
あまり気にすることのない、調味料の成分表。だが調味料に含まれる「ブトウ糖加糖液糖」が、糖質コントロールの結果を左右するという。
「ブトウ糖加糖液糖は糖分の一種なので、血糖値を上げてしまうようです。それに気が付いてからは、成分表を注意深く見るようになりました。でも、成分の書き方も商品によって違うんです!ちゃんと『糖質〇g』と記載のある商品を好んで買っていました」
おいしいものほど「糖質が高い」ということを実感したという。
使えなくなって一番困った調味料はめんつゆだった。限られた選択肢でも、家族が食べるものいつもの味に近づけられるようにと、醤油やみりん、お酒を駆使して調理した。一方でマヨーネズはカロリーは高いが、糖質が低い調味料のため「糖質制限者にとっての神調味料」だと教えてくれた。
「ひとりでも多くの悩める妊婦さんが、安心して心おだやかにお産を迎えられるようになってほしい」という思いから、自身の体験を漫画にした奥田さん。本作をまとめた書籍も発売中だ。現在、妊娠糖尿病と闘う人たちはもちろん、その家族やこれから妊娠・出産を迎える人はチェックしてみてはどうだろうか。
■奥田けい
Instagram:@kei__okuda
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