今、絵本ナビユーザーに最も人気のある絵本は? 人気作品30冊ご紹介!(2024年7月認定)【プラチナブック】

文芸・カルチャー

更新日:2024/7/24

絵本ナビユーザーが選ぶ「とびきりの人気絵本」(2024年7月選定) より、上位30冊はこちら!

新作絵本や話題の絵本が注目される一方で、世代を超えても変わらずに読まれ続けるロングセラー絵本も多く、今絵本ナビに掲載されている作品は10万冊以上あります。その中で、絵本ナビユーザーに最も人気のある絵本「プラチナブック」。どんな作品が並ぶのでしょう?

プラチナブックとは?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された絵本を「プラチナブック」として認定、「とびきりの人気作品」としてご案内しています。

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その中から上位30作品(2024年7月認定)をご紹介します。多くのユーザーの方から親しまれている作品は……? 「この絵本知ってる!」「見たことはあるけど読んだことない」などなど、絵本選びの参考にしてみてくださいね。

絵本ナビ プラチナブック TOP30 1位~3位

だるまさんが

作:かがくい ひろし

みどころ

赤くて、ぷくーっと膨らんだように丸くて、小さな手足がちょこんとついていて、なんだかびっくりしたような顔をしてこちらを見ているのは…だれでしょう?
「だ る ま さ ん が」
ページをめくれば、そのまあるい体が、かけ声と共にゆらゆら揺れ出して……
「どてっ」

あ、ころんじゃった!!
「だ る ま さ ん が」
今度は……
「ぷしゅーっ」
あれ!? なんかぺっちゃんこになってる!!

0歳の赤ちゃんから大人まで笑ってしまうと、発売以来ずっと多くの読者を喜ばせ続けているこの絵本。理屈がわからなくたって、見て、聞いているだけで楽しくなってくる。さらに、ユーモラスだけれど、どこまでも優しさを感じる表情。動きの愛らしさ。だるまさんが転ぶだけじゃない、という意外性。自然とスキンシップを取りながら読んでしまうこと。読んであげる大人の方が先に笑ってしまうこと。

……それらが全部、この絵本が愛される要素になっていることは言うまでもないですよね。

パパが読んでもウケます!

体を揺らしながら「だ・る・ま・さ・ん・が~」と
ページをめくると、だるまさんが「ぷしゅー」としぼんだり、
「びろーん」と伸びたり・・・とっても楽しい絵本です。
息子は、「だ・る・ま・さ・ん・が~」のページでニタニタ、
ページをめくって大爆笑!
普段絵本を読みなれていない主人が読んでも爆笑だったので、
パパにもお勧めの一冊です。
(kyuさん 30代・ママ 男の子1歳)

じゃあじゃあびりびり

作:まつい のりこ

みどころ

「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」
「いぬ わん わん わん わん」
「みず じゃあ じゃあ じゃあ」
「かみ びり びり びり びり びり びり」
真っ赤でコンパクトなサイズに、たくさんの“音”が詰まっています。

1つの見開きページに、1つの音。シンプルで目をひく絵はもちろん、文字の配置場所もたのしい。たとえば、かみびりびり……のページは、ほんとに「びりびり」と裂けた紙の形に似た配置。文字と絵の効果で、まるで絵がうごきだしそうに見えます。

赤ちゃんがかじっても放り投げても安心の厚紙絵本。ママやパパの声でくりかえし読んでもらえる喜びを味わうことのできる絵本です。

魔法の絵本!!

おお泣きしている時やぐずっている時など、ガラガラなどは見向きもしないのに、この本を読むと読んでいる間はピタリと泣き止み、熟読(?)。そのあまりの効果に我が家では「魔法の絵本」と別名がつくことに。本当にステキな絵本です。0歳の赤ちゃんに絶対お勧めです。
(ねぼすけスーザさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子0歳)

おつきさまこんばんは

作:林 明子

みどころ

濃い紺色の夕闇の中で、三角屋根のおうちにあかりがつきます。だんだん姿をあらわす、黄色くかがやくおつきさま。

「おつきさま こんばんは」

目をふせて屋根の上に顔を半分だした、おつきさまの「いいおかお」といったら。小さな絵本のまんなかに、本当に月がのぼったようです。読んであげると、ページをめくるたびに、幼い子がいきいきと反応することにおどろきます。雲に遮られおつきさまが泣きそうな顔をすれば、子どもも心配そう。雲がいってしまえば、あーよかったとほっとします。子どもは胸をときめかせて、おつきさまをながめ、「こんばんは」をするのでしょう。

今宵もまた、夜空を見あげれば、おつきさまに会える幸せ。林明子さんの傑作の一つに数えられるあかちゃん絵本です。

本を読むのが楽しくなりました♪

ページをめくる度に少しずつ現れるお月さま。雲が来て顔が見えなくなりそうになると困った顔。雲から顔を出して、みんなに会えた時にはにっこり笑顔。このお月さまの表情がたまらなくいいのです。もちろん裏表紙のおちゃめな「ベー顔」も。
はじめは一緒にお月さまの表情をまねっこして楽しんで、そのうち何度も何度も読むのをせがまれて、2歳になった今では簡単なストーリーを覚えてしまい、私に何度も読んでくれるようになりました。
(プチしゅ~さん 30代・ママ 男の子2歳)

4位~10位

4位 にげたきんぎょは、どこ? 『きんぎょがにげた』

きんぎょがにげた

作:五味 太郎

みどころ

…あ、きんぎょがにげた! いったいどこに逃げたのでしょう。どうやら、お部屋のカーテンの模様に隠れているみたい!? 見つけたと思ったら、また逃げ出したよ。

小さな子どもたちから絶大な人気を誇るこの絵本。大好きな探し遊びであるのはもちろんのこと、カラフルなお部屋と愛らしい形をしたきんぎょ、そしてわかりやすい場面転換に引っ張っていってもらいながら、すっかり夢中になってしまうのです。嬉しそうに指をさす様子が目に浮かびますね。

発売から40年も経つ、五味太郎さんの代表作の一つ。大人になったって、ページを開く度にため息が出るような、決して飽きることのない美しい絵本なのです。

5位 くっつく喜びを家族みんなで味わえる『くっついた』

くっついた

作:三浦 太郎

みどころ

きんぎょさんと きんぎょさんが……「くっついた」。あひるさんも、ぞうさんも、おさるさんだって。くちばしや、お鼻、おててを近づけて…「くっついた」!

このシンプルなくり返しを見ているだけで、こんなにも幸せな気持ちになってしまうのはどうしてなのでしょう。すると、おかあさんとわたし。更におとうさんも加わって…「くっついた」!!きっと、くっつく喜びをあかちゃんも家族もみんな知っているからでしょうね。赤ちゃん絵本の定番として大人気の一冊です。

6位 次々に模様がかわるワンピースは夢のよう…『わたしのワンピース』

わたしのワンピース

作:西巻 茅子

みどころ

野原で白いきれをひろったうさぎは、黒い足踏みミシンでワンピースを縫います。

「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」

お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです! まるで夢のような「わたしのワンピース」!最後はどんなもようのワンピースになったのでしょう。

1969年の刊行当初から幼い子たちに圧倒的に支持され、今なお、輝きを放つロングセラーです。

7位 忘れることのない「あの頃」の気持ち…『こんとあき』

こんとあき

作:林 明子

みどころ

遠く離れた「さきゅうまち」に住むおばあちゃんに頼まれて、あきのお守りにやってきた、ぬいぐるみのこん。あきを見守り、遊び相手としても大活躍のこん。

だけど古くなるにつれ、腕がほころんでしまいます。そこでこんは、おばあちゃんに直してもらおうと、こんはあきを連れ、きしゃに乗って出かけます。ところが次から次へとハプニングが起き、読んでいる方もハラハラ。無事におばあちゃんのところまでたどり着けるのでしょうか?

絵本全体を通して感じるのは、二人を見守る家族の大きな愛情と、作者の優しい眼差しです。大人になっても忘れることのない「あの頃」の気持ち。絵本を開く度に思い出させてくれる1冊でもあります。

8位 ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ…『しろくまちゃんのほっとけーき』

しろくまちゃんのほっとけーき

作:わかやま けん

みどころ

誕生から40年以上も経つロングセラー絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』には、子どもたちがほっとけーきが大好きな理由がたくさんつまっています。
お手伝いをしながらほっとけーきを作る喜び。
ほっとけーきが完成していく様子をみる喜び。
(ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ…もう音を聞いているだけでツバが出てきちゃいそう)
そして、「おいしい」をおともだちと共有する喜び。

鮮やかな「オレンジ」を基調とした色で描かれた数々の名場面は、子どもたちの心に強烈に印象に残っていき、大人になってもそのワクワクの気持ちが色褪せることはありません。今もずっとこぐまちゃんは子どもたちのおともだちです。

9位 この世で一番好きなのは、お料理すること、食べること。『ぐりとぐら』

ぐりとぐら

作:中川 李枝子絵:大村 百合子

みどころ

「ぼくらの なまえは ぐりとぐら
 このよで いちばん すきなのは
 おりょうりすること たべること
 ぐり ぐら ぐり ぐら」

今日も大きなかごを持って、森の奥へ出かけます。どんぐりやくりを拾った後、道の真ん中に落ちていたのは…大きなたまご!さあ、何をつくろうか。

焼きあがったかすてらの場面、その美味しそうなこと!!1963年に「ぐりとぐら」が生まれて以来、その黄色いかすてらは、昔から今もずっと子どもたちの憧れですよね。

10位 不思議な絵と言葉の世界『もこ もこもこ』

もこ もこもこ

作:谷川 俊太郎絵:元永 定正

みどころ

はじまりは「しーん」と静か。やがて、「もこ」。地面の一部が盛り上がり。「もこもこ」、それは大きくなり、隣には「にょき」っと新たにちいさな盛り上がり。ページをめくるごとに次々に起こる驚きの展開。それらはどんどん大きく膨れ上がり……そして最後には!?

まったく不思議な絵本です。出てくる言葉は「もこ」「にょき」「ぽろり」と奇妙な擬音ばかり。色や形だって……この絵本を開いて頭にハテナを浮かべながらも、そのまま声に出して読み続けていると、横で赤ちゃんが、子どもたちが喜んでいる。どうやら、知らぬ間にこの絵本の世界に引き込まれて夢中になっているようなのです!

11位~20位

11位 『いないいないばあ』

いないいないばあ

文:松谷 みよ子絵:瀬川 康男

みどころ

「いない いない ばあ」
「にゃあにゃが ほらほら いない いない…」
ページをめくれば、おめめぱっちりのにゃあにゃが
「ばあ」。
次はくまさんが、ネズミさんが、キツネさんも。
そして最後にはのんちゃんも「いない いない ばあ。」

何回もめくってみてわかる、赤ちゃんが喜ぶ絵本のつくり。声に出してわかる、その響きの優しさ。その安定した笑顔の繰り返しがこの絵本の一番の魅力です。

12位 『がたん ごとん がたん ごとん』

がたん ごとん がたん ごとん

作:安西 水丸

みどころ

がたん ごとん がたん ごとん
きしゃがやってきます。

「のせてくださーい」

声をかけたのはミルクの哺乳瓶。
きしゃは、ちょっぴりうれしそうな顔でミルクをのせてはこびます。

がたん ごとん がたん ごとん
そこへ、赤いカップとスプーンが「のせてくださーい」。

登場するのは、赤ちゃんになじみのあるものばかり。
くりかえしも楽しい、赤ちゃんに大人気ののりもの絵本です。

13位 『どうぞのいす』

どうぞのいす

作:香山 美子絵:柿本 幸造

みどころ

うさぎさんは自分で作ったいすを、野原の木の下に「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に置いていきます。最初に通りかかったろばさんは、なんて親切ないすだろう、せっかくだから……と、自分は木の下にすわりこみ、持っていたかごをいすの上に置いたまま、お昼寝をしてしまいます。次に通りかかったのは、くまさん。「どうぞならば」とどんぐりを食べ、次にくる人のために……。

14位 『からすのパンやさん』

からすのパンやさん

作:かこ さとし

みどころ

いずみがもりの木の上にあるお店「からすのパンやさん」に四羽のあかちゃんが生まれました。オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。お父さんとお母さんは、優しく大事に育てました。でも、彼らのおうちはパンやさん。とにかく忙しいのです。そのうち。

一家総出で作ったのは、変わった形のパンばかり。かにパン、うさぎパン、パンダパンにはじまり、バイオリンパン、テレビパン、じどうしゃパンまで、何と80種類以上!香ばしいにおいが森いっぱいに広がり、パンやさんは…大フィーバーです!!

15位 『ねないこ だれだ』

ねないこ だれだ

作・絵:せな けいこ

みどころ

「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」 ふくろうにみみずく、どらねこ、それともどろぼう?いえ、いえ、夜中に起きているのは……おばけ! おばけの時間です。あれあれ、まだ起きている女の子がいましたよ。いったいどうなっちゃうのでしょう?
「怖いけど、好き」。子どもたちのそんな感情が、この絵本の人気の秘密なのかもしれませんね。

16位 『おおきなかぶ ロシアの昔話』

おおきなかぶ ロシアの昔話

再話:A・トルストイ訳:内田 莉莎子画:佐藤 忠良

みどころ

おじいさんがかぶを植えると、それはそれは立派なかぶが育ちます。ところが、とてつもなく大きなかぶは、おじいさんが抜こうとしてもびくともしないのです。そこで、おじいさんはおばあさんを呼んできて、一緒に抜こうとします。
「うんとこしょ どっこいしょ」
ところが、かぶは抜けません。
今度は、おばあさんが孫を呼んできて、三人で一緒に抜こうとします。
「うんとこしょ どっこいしょ」
ところが、かぶは抜けません。
そこで、孫は犬を呼び、犬は猫を呼び、とうとうねずみを呼んできますが……。

17位 『くだもの』

くだもの

作:平山 和子

みどころ

ページをめくるとまずどーんと丸ごとの緑のスイカ。さらにめくると、カットされた真っ赤なスイカが「さあ どうぞ」と差し出されます。どれもみずみずしくて本当においしそう。その果物たちが、今度は皮がむかれて食べやすくカットされて迫ってくるわけですから、あかちゃんは、きっとその絵の迫力に釘付けになるでしょう。そして、ママの声によって語りかけられる「さあ どうぞ」の言葉に思わず手が出るのです。絵本の世界に入り込む楽しみって、こういうことなのかもしれませんね。

18位 『おたすけこびと』

おたすけこびと

文:なかがわ ちひろ絵:コヨセ・ジュンジ

みどころ

「はい、しょうちしました。」そう言って画面に登場するのはたくさんの小人達と、「はたらく車」オールスターズ! ショベルカー、クレーン車、ブルドーザーにミキサー車。いったい何が始まるの? 出来上がったものは思いもかけない素敵なもの!読めば読むほどワクワクしてくる、とっても夢のあるお話です。

19位 『ボードブック はらぺこあおむし』

ボードブック はらぺこあおむし

作:エリック・カール訳:もり ひさし

みどころ

小さなあおむしが、卵から幼虫、さなぎ、蝶へと変化する様子を描く、エリック・カールの代表作品のボードブック版です。ページにあいた穴は、赤ちゃんの小さな手にもぴったり。絵本に親しむきっかけにもなっています。もちろん、美しい色彩で描かれたあおむしや食べ物の絵は小さくなっても魅力はそのまま。ファーストブックとしても大人気なのです。

20位 『ぴょーん』

ぴょーん

作:まつおか たつひで

みどころ

ページをめくるたびにいろんないきものが、「ぴょーん」とはねます。かえるが、こねこが、いぬが、ばったも「ぴょーん」!手足をがばっと広げてとびあがる姿に思わず「かっこいい!」「へんなの!」と声が出ちゃう。子どもたちはいっしょに「ぴょーん」ととびあがって大笑い。赤ちゃんから大人までみんなで楽しめる絵本です。

21位~30位

21位

まどから おくりもの

作:五味 太郎

22位

パパ、お月さまとって!

作:エリック・カール訳:もり ひさし

23位

ごぶごぶ ごぼごぼ

作:駒形 克己

24位

ぐるんぱのようちえん

作:西内 ミナミ絵:堀内 誠一

25位

そらまめくんのベッド

作・絵:なかや みわ

26位

はらぺこあおむし

作:エリック・カール訳:もり ひさし

27位

どんどこ ももんちゃん

作:とよた かずひこ

28位

かいじゅうたちのいるところ

作:モーリス・センダック訳:じんぐう てるお

29位

ぎゅっ

作・絵:ジェズ・オールバラ

30位

なにをたべてきたの?

文:岸田 衿子絵:長野 博一

いかがでしたでしょうか。それぞれの作品のページには、たくさんの「読者の声」も掲載されています。まだ読んだことのない絵本や、気になった絵本があれば、合わせてのぞいてみてくださいね!

磯崎 園子(いそざき そのこ)

絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。