作家が語る「わたしの新刊」夜にはじまったぼくだけのひみつの旅!『ねむれないよるのこと』なかざわくみこさんインタビュー (偕成社)

文芸・カルチャー

公開日:2024/8/30

『なぞなぞのみせ』(石津ちひろ なぞなぞ)が大人気の絵本作家、なかざわくみこさんの新しい絵本は、『ねむれないよるのこと』。夜、どうしても眠れない男の子が、ふしぎな夜の街に誘われ、ひみつのちいさな冒険をするお話です。この絵本について、なかざわさんにお話を伺いました!

ねむれないよるのこと

作:なかざわ くみこ

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出版社からの内容紹介

「おやすみなさい」といって、ふとんにははいったものの、なんだかどうしてもねむれない……、男の子がとうとうおきあがって電車のおもちゃで遊びはじめると……。みんなが寝静まった夜にはじまったぼくだけのひみつの旅を、緻密にあたたかく描く一冊です。

この絵本の着想はどのように得られましたか?

自分が眠れない夜に、こんな世界に行きたいなあ、とぼんやり思ったのがはじまりです。満月で外が少し明るかった夜だったと思います。

空想の世界に行って帰ってくる絵本は、もともと子どもの頃から好きで作ってみたいと思っていたので、自分が思いついたまま、好きなように形にしたくて、自主制作のような形で、2018年頃にゆるくざっくりと絵の具で描いて冊子にしました。それが、時を経て、やりとりをしていた編集者さんに、思い切ってお見せする機会があり、今の形に進化しました。

それまでは、架空の街というだけでしたが、話をしていくうちに、絵本として描くなら台所の街がいいかも、と、ふと浮かんで、そこからぐっと動き出しました。