新作絵本「かきのみぼうや」 (ニコモ)

文芸・カルチャー

更新日:2024/9/6

 みなさんは、西条柿という柿をご存じですか?

 広島県発祥の渋柿で、全国流通が難しい希少な柿です。通常の柿より甘く、全国食味コンテストで大賞を取ったこともあるそうです。そんな西条柿が主人公の物語を紹介いたします。

 おばあちゃんとこうちゃんは、庭にある柿の木からたくさん柿を取りました。その中からぴょこんと顔を出したのが、大きく育った「かきのみぼうや」でした。

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 早速食べてもらいたいかきのみぼうやは、「食べて食べて」とアピールします。こうちゃんがおばあちゃんに内緒で1つ「がぶり」と食べた瞬間、「まっずーい!」と吐き出してしまいました。そう、かきのみぼうやは「渋柿」だったのです。これにはかきのみぼうやもびっくり!

 渋柿はこのままでは食べられません。一体どうするのでしょうか・・・するとおばあちゃんはかきのみたちの枝をひもにかけ、どんどんつないでいきます。干し柿にするためでした。

 どんどん日にちがたつにつれ、小さくなっていくぼうやたち。いつしか眠ってしまい、こうちゃんの声で起きると、ある変化が起きていました。その変化とは・・・

 このお話は、渋柿を甘い干し柿にする工程が描かれているので、お子様と一緒に学べる点と、読んでいくうちに干し柿が、すごく食べたくなってしまう魅力ある作品となっています。

 干し柿をまだ食べたことがないという方は、ぜひ一度親子で食べてみてはいかがでしょうか!

かきのみぼうや

作・絵:よこみち けいこ

出版社からの内容紹介

りっぱにみのった かきのみたち。
おいしく食べてもらえるのを楽しみにしていたのに、「まずーい!」といわれて、かきのみぼうやは 大ショック!
あれれ?ぼくたち おいしくないの?
渋柿があまい干し柿に変身するまでを、かきのみぼうやの気持ちになって楽しんでもらえる絵本です。
広島県東広島市発祥の西条柿がモデルになってできた絵本です。