いい道具はおいしさの決め手になる! 料理研究家・藤井 恵さんが愛用する、料理道具とおいしいレシピ
PR 更新日:2024/10/15

料理研究家として活動し始めて25年、いろいろな料理道具を試してきて、ここ10年弱でやっと「道具のよしあし」が分かり始めたという藤井 恵さん。
著書『藤井恵 選りすぐり道具とレシピ』(藤井 恵/主婦の友社)では、「いい道具は、料理のおいしさの決め手になる。料理の新たなヒントを授けてくれる」と、大好きな“相棒たち”と一緒に料理をする楽しさをレシピとともに伝えています。

本書に掲載された「相棒道具」は全部で33個。多彩な道具たちとレシピの中から、一部をご紹介します。
藤井流・道具との付き合い方とは?

料理道具といってもピンからキリまでさまざまですが、機能的なものを手入れして長く使ったり、使えなくなったら同じものを買い替えたりするのが藤井さんの流儀。憧れの道具もしまい込まずに、どんどん使って自分との相性を試すそう。道具を選ぶときは、ひとつでいろいろな用途に使えるものを選ぶと便利だといいます。そして、職人が作った名品は大事に使って、次の世代へ。
ル・クルーゼの浅型鍋で作る、おいしい2品

「ル・クルーゼ」の「浅型の鋳物ほうろう鍋(18cm)」は、さまざまな熱源に対応していて使い勝手が抜群なところが、お気に入りのポイントだそう。熱々のまま食卓に出せる、見栄えの良さもすてきなところ。
具だくさんのごちそう卵焼き 中華卵

この鍋を使うことで、よりおいしくできるようになったという「中華卵」。故・滝口操先生に何十年も前に教えてもらって以来、作り続けているレシピなのだそう。オーブンで焼く前に半熟にしておくと、熱の通りが早くなってふわふわに仕上がるのだとか!
ホクホクのじゃがいもが主役 ポテトアンナ

娘さんたちの好物で、試行錯誤の末に最高のレシピが出来上がったというポテトアンナ。厚手の鋳物ほうろう鍋に入れて作ると、オーブンの熱で全体を包み込んでくれるようになって、ホクホクの絶品に!
材料(3~4人分)と作り方
じゃがいも ― 大3個(450g)→薄切り
玉ねぎ ― ½個→薄切り
A 塩 ― 小さじ½
こしょう ― 少々
生クリーム ― 200㎖
ピザ用チーズ ― 40g
1.鍋にじゃがいも、玉ねぎを順に数回重ね入れ、Aを全体にまぶし、生クリームを回し入れる。
2.180度に予熱したオーブンに入れ、じゃがいもに火が通るまでふたをして30~40分焼く。
3.一度とり出してチーズを散らし、ふたはせずに、200度に上げたオーブンでこんがりと焼き目がつくまでさらに15~20分焼く。
スライサーで作る、紫キャベツのマリネ

「野菜をごく薄く切るときは、包丁よりもスライサーを使うほうが均一に切れます」と藤井さん。愛用しているのは、黄色がかわいい「愛工業」の「薄切り」。切れ味が抜群で、キャベツも厚さ1.5mmに素早くスライスできます。藤井さんはこちらを2つ持っているそうですが、なんと初代は25年前に購入したにもかかわらず現役。長く愛用できる耐久性もポイントです。

ちなみに、にんじんのスライスには同じ「愛工業」の「千六本」を愛用。幅3mm、厚さ2.3mmの千切りが簡単に作れます。

ごく薄くスライスしたキャベツなら、少量の塩でおいしいマリネが作れるのです。
道具の力を借りて、料理をおいしく、楽しく!
ご紹介した以外にも、本書には鍋やフライパン、包丁、はけ、ボウルなど、いろいろな種類の相棒道具が登場します。道具を使って作る料理のレシピはどれもおいしそうですが、それ以上に印象的なのは、藤井さんが相棒道具を使うことで料理を楽しみ、それが料理をさらにおいしくするスパイスになっているということ。長年料理研究家として活動なさっている藤井さんですら、「料理の腕が上がる。料理にワクワクする。“道具のおかげ”ってあるんです」と語るのだから、私たちも道具を味方につければ、料理に魔法をかけられるかも⁉ そんな期待が高まる一冊です。
文=三浦小枝 撮影=宮濱祐美子