SNSで誹謗中傷されたらどうする? 反論、ブロック、無視でもない「のれん」の法則とは/誹謗中傷対策講座①
公開日:2024/12/24
『誹謗中傷対策講座 どんな悪口も一瞬でポジティブ変換!』(ネイビーズアフロ みながわ:著、室木おすし:イラスト/飛鳥新社)第1回【全5回】
TikTok動画で「#誹謗中傷対策講座」として配信し、675万以上のいいね!を叩き出す、お笑いコンビ・ネイビーズアフロのみながわ氏の大人気コンテンツが書籍化。SNSの普及で「誹謗中傷」という言葉がすっかり生活に密接してしまった現代。嫌なやつに嫌なことを言われたら笑うが勝ち! どんな悪口も斜め上の解釈で無力化! 周囲から悪口を言われても、プラス思考で受け止める“みながわ流”のノウハウを解説します。人気イラストレーター・室木おすし氏によるイラストも必見の『誹謗中傷対策講座 どんな悪口も一瞬でポジティブ変換!』。その一部をご紹介します。


SNSの普及で、「誹謗中傷」という言葉がすっかり生活に密接になってしまった世の中で、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
誰かの心ない言葉が原因で、自ら命を落とす人のニュース。そんな悲しい情報が世の中を駆け巡ってもなくならない、それどころか増えていく悪辣な言葉たち。
実際にそんな言葉を向けられて悩む人、そんな言葉を見聞きして心が疲弊している人、皆さんの気持ちが少しでも楽になる方法を記したいと思い、この本を書きました。
そんな方法あるの? 残酷な言葉の刃には太刀打ちできないように思えますが、泣き寝入りなんて悔しいですよね?
まず、大前提として、ネット上に匿名で他者を傷つける内容を書き込むなど、陰湿な手口で他者を罵るような人間は、問答無用で「愚」です。そのような人間を呼ぶために要する時間は非常にもったいないため、最速で呼び終えることができるものであるべきです。よって、1文字で「愚」です。
口に出して発音する場合には、なるだけ短時間で終えることができるよう、小さい「つ」を伴うことにします。表記が難しいのですが、「ぐっ」のようなイメージです。
さて、SNSで匿名の悪口を書き込まれたとき、あなたならどうしますか?
きっと思いつくパターンは大きく3通りではないでしょうか?
1つ目は、「反論する」。
これは私の考えでは、最悪のパターンです。書き込まれた悪口に対して言い返す。きっとまた言い返してくる。これでは、愚と会話を繰り広げることになってしまいます。あなたと愚とでは月とすっぽん、いや、木星とすっぽんの赤血球ほど違うのです。それほどあなたは高尚なのですから、対等に張り合わなくて結構です。
2つ目は、「ブロックする」。
SNSには、「ブロック」という機能があります。
気に入らない相手のアカウントをブロックすれば、相手はこちらのアカウントにコメントができませんし、閲覧すらできなくなります。
しかし愚のことです。新たにアカウントを作って再びやってくるでしょう。アカウントは、メールアドレスさえ手に入れれば作ることができますから。
つまり、ブロックによって、愚の発信装置がこの世界に新たに誕生してしまう恐れがあるわけです。新たに愚のメールアドレスにされるアルファベットや数字も不憫でなりませんし。
3つ目は、「無視する」。
これが最善の策だと感じる方がきっと多いでしょう。何も触れずにスルーする。たしかに、いいと思います。
でも、やはり言われっぱなしって腹立たしいですよね? 鬱陶しいですよね? なぜ、愚みたいなもののために、こちらが我慢する労力を費やさなければならないのか? 甚だ疑問な訳です。
たまに、「俺、何言われても何も感じないから」という人がいるんです。ずっと、「羨ましいな」と思っていました。事務所の先輩にもそういう方がいて、「この人みたいになりたいな!」と思っていました。皆さんご存知の明石家さんま師匠です。
明石家さんま師匠には、伝説として語り継がれる、あるエピソードがあります。
その昔、街中で突然見知らぬ中学生にお尻を蹴られたさんま師匠。振り返ってすかさず、「ナイスキック!」と言い放ったそうです。
この話を聞いて、「僕もそんな、いつでも明るい人になりたいな!」と思っていました。
ところが、最近になってさんま師匠のラジオを聴いていると、こうおっしゃっていたのです。
「あの中学生、ほんま。怒鳴ってしばいたろうか思ったけど、なんとか我慢してナイスキックて言うてやったんや」
衝撃でした。明るい気持ちで言ってたわけじゃなかったんだ! あの明石家さんま師匠でも、怒ることも、我慢することもあるんだ! と。
それから私は、「俺、何言われても何も感じないから」と言われても、「嘘つけよ!」としか思えなくなりました。あの日本一明るい男でも腹を立てるんだから、生まれつき何も気にならない完璧な人間なんているわけがありません。
だから、やはりこの3つ目のパターンの「無視する」も理不尽に感じてしまうのです。
そこで私は、4つ目のパターンを提案します。
4つ目のキーワードはズバリ、「のれん」です。
皆さんは、「のれんに腕押し」ということわざをご存知ですか? 「力を入れても手応えのない様子」という意味です。皆さんにはこの「のれん」になってほしいのです。
愚が、
「あれ? こっちが言ったこと、全然伝わってないなぁ」
「あれ? こいつひょっとして、会話できるやつじゃないなぁ」
と思ってくれたら、きっと向こうは何も言ってはきません。
さらに、「こいつを傷つけようと思って言ったのに、なんかこっちの言葉を養分にして元気になってやがる!」とまで思わせることができれば、こんなに気持ちが良いことってあるでしょうか?
この本では、そう思わせる方法をまとめておきました。
さぁ、高尚な皆さん。
のれんになりましょう!
<第2回に続く>