推しと働く夢のような展開。しかし、現実はそう甘くなく――。芸能×バディをテーマにした話題のラブコメディ『ウチの万李がお世話になります』。同作のコミックス最新2巻が、2025年1月4日（土）に発売された。

『ウチの万李がお世話になります』は、人気急上昇中の若手俳優・成田万李（なりたばんり）と彼の新任マネージャー・明石七星（あかしななせ）による凸凹バディの奮闘劇を描いた作品。海道ちとせの美麗なイラストと、キュン死必至な万李の振る舞いが注目を集め、2024年7月に発売されたコミックス1巻は重版となった。

　そんな同作の物語は、大学生の七星が芸能事務所を営む姉から、夏休み中のアルバイトとして万李のマネージャー業を打診される場面から始まる。推しに会えるということで期待に胸を膨らませた七星だったが、万李と対面した瞬間に思わぬ現実を突きつけられてしまう。

　万李は、アイドル顔負けのビジュアルと恋愛ドラマでの演技ぶりから理想の彼氏と称される人気者。しかし、それはあくまでテレビ上の姿だった。実際は粗暴かつワガママで、世間のイメージとは正反対の人間なのだ。まさかの真実に愕然とした七星だったが、一緒に過ごすうちに万李の魅力を知ることになる。やがて彼のことを支えたいと思うようになり、いちマネージャーとしての責務を全うしていく――。

　同作の大きな魅力となっているのが、二人のキャラクター像。万李はワガママ暴君な性格の持ち主だが、仕事に対しては真摯で努力を欠かさない。対する七星は彼にウンザリしながらも、その姿勢には一定の敬意を払っている。そんな彼を守るために、ねつ造記事を書こうとしたゴシップ記者をフィジカルで取り押さえたり、撮影現場に遅刻しそうな時には愛車のバイクを飛ばして無事に送り届けたり……。男性顔負けのガッツあふれる姿は、万李も認めるところだ。

　その一方で、二人が男女の関係に発展していく様子は見られない。しかし、今回リリースされるコミックス最新2巻では、ほのかな恋の予感を漂わせるエピソードが展開されていく。

　万李の主演ドラマを撮影する地方ロケに同行する七星だったが、共演者の橘零児にケンカを売られたり、崖から落下してしまったりと数多のピンチに見舞われてしまう。そんな中、万李の不器用な優しさに翻弄されて――。

　万李の新たな魅力が描かれていくコミックス最新2巻。さらに見逃せないのが、リリース日に公開されるボイスPVだ。気になる万李のCVには、アニメ『ちいかわ』のラッコ役や『アオのハコ』の針生健吾役などで知られる人気声優・内田雄馬が抜擢されている。万李の魅力を余すことなく引き出してくれるに違いないので、忘れずにチェックしよう。

　また2025年1月6日（月）からは、渋谷駅構内にて広告が掲出される予定。期間は一週間となっているのでお見逃しなく。

　王道のラブコメとはまた一味違った尊さが味わえる『ウチの万李がお世話になります』。コミックス最新2巻を読んで、お正月明けの辛さを吹き飛ばそう！