犬同伴で参拝できる! 武蔵御嶽神社(東京都青梅市)で愛犬祈願しつつ“お犬さま像”に会いに行く/オオカミは大神
公開日:2025/1/1
私たち夫婦もヴィーノの健康祈願のために参拝することにした。御嶽神社へは、山麓の滝本駅から徒歩で登ることもできるが、御岳山駅までケーブルカーに乗こともできる。犬同伴でも心配はいらない。このケーブルカーは犬も乗車できるのだ(片道大人600円で、犬は10キロ超260円、10キロ以下130円。令和6年10月現在)。
犬を乗せるスペースは、一般客にも配慮されたケーブルカー車両の端にあるので、リードをつないでいればそのまま乗車できる。
急勾配のケーブルカーは約10分で御岳山駅に到着する。そこから御師(おし)(参詣者の世話人)の宿や国指定天然記念物の「御岳の神代(じんだい)ケヤキ」や土産物屋街を抜けていくと鳥居の前に出る。手水舎(ちょうずや)には犬専用の水場も設置されている。

江戸時代後期、御嶽神社のお犬さま信仰は関東一円に広がった。江戸・武蔵・多摩・相模(さがみ)など各地の御嶽講が建てた碑が参道の階段脇に立ち並んでいる。この碑の数を見ただけでどれだけ信仰が篤かったのかよくわかる。
長い階段を上っていくと、どっしりとした狛犬に守られた派手な色彩の拝殿に到着する。
拝殿の隣には社務所があり、お犬さまのお札やお守りをいただくことができる。お札は、左向きの黒いお犬さまの姿が配されたもの。お犬さまのお札としては大型のものだ。
また、社務所では愛犬の健康祈願を受け付けている。予約は不要で、愛犬祈願は大口真神社の遥拝所で行われる。
本殿後ろ側には旧本殿の常磐堅磐(ときわかきわ)社と摂社・末社がある。何年か前のブログを見るとペットも入れたようだが、現在ペットは入れないので、妻とヴィーノには拝殿前のベンチで待っていてもらい、私ひとりで参拝した。

拝殿背後にある、本殿上り口にブロンズ(青銅)のお犬さま像が鎮座している。洗練されたデザインの立派な像だ。近づけないので柵の間から撮影する。
