「退社直前メールで超がんばりましたアピール」「恋愛記事をクリック」「○○が捨てられない」…あなたに潜む”ズボラOLヤマコ”を探せ!
公開日:2016/11/22

仕事に、恋に、遊びに、一生懸命取り組んで、きらきらと輝いていたい! 多くの女子がそう願っている。しかし、現実はそう甘くはない。連日連夜の残業、イラっとさせる上司、思い通りにならない恋愛…取り巻く環境は過酷であり、日夜女性は戦っている。アラサーともなると、スキル向上のための勉強、キャリアアップ、自分磨きや婚活などなど、忙殺される日々の中で、一息つけるほっとした時間がほしい…そんな、疲れた女子の張りつめた心をゆるっとさせる、最適の1冊を紹介しよう。
『福田ヤマコ(30)、今日もしくじってます。』(あきばさやか/KADOKAWA)は、思わず笑ってしまうネタの宝箱である。もとになっているのは、イラストレーターである著者が、5年間の独身OL時代の体験をもとにアメーバブログで連載した4コマ漫画『しくじりヤマコ』。この大人気ブログのおかげで著者は2016年アメブロOL部門のトップブロガーになったのだが、これにコラムを含めて半分近くを書き下ろし書籍化したのが本書である。アラサーOLである主人公ヤマコは、仕事も恋も頑張っているつもりだが、いつもなにかとしくじりがち。しかしその原因が自身のズボラでおおざっぱな性格にあるということに気づいていない。本書には、共感系しくじりネタやOLあるあるが満載。やらかしちゃったヤマコの姿に自分を重ねた働く女性たちの絶大な共感を呼んでいる。
自分に潜む、ヤマコを探せ!
□ “ほらきっと あなたにもある こんなネタ”そんな帯の言葉通り、あなたの中に潜むヤマコを発見しよう。いくつあてはまるだろうか?
□ ひとりで残業したときには、上司へのメールはあえて退社直前に送って「私は今日、こんな時間まで超がんばりました」アピールを忘れない。
□ 下がってきたストッキングの股部分を上げるポーズをすることがある。
□ 自宅の玄関でブーツをはいた後に忘れ物に気づき、片足だけ脱いでケンケンで部屋に取りに行くことがある。
□ ダイヤル式の郵便受けのダイヤルをあわせるのが面倒で、指先だけ突っ込んで郵便物を取ろうとする。
□ ちょっと手や口を拭いただけのティッシュは再利用する。
□ “そこに答えはない”とわかっていても、「大切にされる女性の特徴」というネットの記事をクリックしてしまう。
□ 金曜日の夜に牛丼をお持ち帰りにするときは、ふたつ頼んで、あくまでも「彼氏と私の二人分」という見栄を忘れない。
□ 穴のあいたタイツが捨てられなくて、急な座敷での飲み会の時はぐいーんとのばして穴を足裏に隠す。
□ 台車をスケボーのように乗りこなす宅配系のお兄さんにときめいてしまう。
しくじってしまったときは、この本のページを開こう。固くこんがらがってほどけなくなっているあなたの心を、ヤマコはきっと優しくほどいてくれるから。
文=銀 璃子