説得力のある声はつくれる? 声のプロが必ず行う簡単なコツ
公開日:2017/8/31
入試や就職・転職の面接、授業やビジネスシーンでのプレゼンなど、声を使ったコミュニケーションの重要性は増している。しかし、ほとんどの人は、何となく自分の声に不満を持ちながらも、自分の声をきちんと聴いていない。
録音された自分の声を聴いて、愕然としてしまった経験がある人は多いはず。自分の耳で聴いている声と、他人に聴こえている声のギャップにショックを受けて、ますます自分の声に苦手意識をもってしまう人も少なくない。しかし、声のプロが必ずやっているにも関わらず、ほとんどの人がやっていないことが、この「自分の声を聴くこと」だ。
聴き取る力なくしては、説得力のある声を出すことは叶わない。自分で聴いている声と、他人が聴いている声のギャップを埋める事こそが、いい声になるための近道。
『9割の人が知らないプロの常識で説得力のある声をつくる』では、自分の声を聴くというステップに始まり、「電話」「ミスの報告」「怒りを伝える」など、シチュエーションに合わせたコミュニケーションの方法までをしっかり伝授。「生まれつき、声の悪い人はいない」という信念のもと、教育機関やビジネス研修のほかに、心療内科でのデイケアプログラムなどで「心と身体のケアのためのボイストレーニング」を行っている著者ならではの気軽で持続できるトレーニングが満載だ。少しだけ自分の声に意識を向けて、自分の声をコミュニケーションの強力な武器にしていこう。
浜田真実
ボイスバランストレーナー。マミィズボイススタイル主宰。歌と朗読と言葉をつむぐ・まほろカンパニー代表。勝新太郎主宰の「勝アカデミー」、TBS「緑山塾」などの俳優養成所を経て、テレビ、舞台、映画などに出演。1987年、シャンソン、カンツォーネを中心にしたレパートリーで歌手デビュー。東京都内のライブハウス、銀巴里、渋谷ジァンジァンなどにレギュラー出演する。2004年、心と身体をつなぐ総合ボイストレーニングクラス「マミィズボイススタイル」をオープン。呼吸法・心理学・歌・朗読・ダンスなどを取り入れた独自のボイストレーニングプログラムを考案する。「ボイスバランスメイキング」「ケアボイスワーク」と名付けられたメソッドは、コミュニケーションと声を自由にし、心と身体を豊かに育むと、教育機関・ビジネス研修・福祉施設のデイケアプログラム・セミナー・講演などでも高い評価を得ている。
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