関節の「ポキポキ」という音の正体は…誰かに話したくなる理系雑学
更新日:2020/5/7
■オシッコが黄色いワケ
我々が口にする食べ物や飲み物はいろいろな色をしているのに、体から出てくるオシッコは黄色い。あの色の正体は、そもそも何なのだろうか。
オシッコをつくっているのは腎臓である。腎臓は体内で不要になったものをオシッコとして排泄させ、体液の量と成分を一定に保っている。腎臓で最初につくられる原尿は1日160リットルにもなるが、大部分が尿細管で再吸収され、血液に戻されて再利用される。そのため、オシッコとして出るのは1.5リットルほどだ。

オシッコの、あの黄色い色は「ウロクローム」という色素である。古くなってひ臓で壊された赤血球の色素は、黄色い「ビリルビン」という色素に変わり、大部分は腸でウンチとなるが、一部は肝臓を経て腸内細菌の作用で黄色い「ウロビリノーゲン」となる。さらに、再吸収されて腎臓にたどりつき、尿として排出されるときに「ウロクローム」に変化するという過程をたどる。オシッコの黄色は、意外なほど長い道のりを経てきた色なのだ。
激しいスポーツをしたあとや疲れているときにオシッコの黄色が濃くなるのは、体が脱水気味のサイン。腎臓が尿の水分量を調節するので、ウロクロームも濃縮されて濃い色になる。こんなときはしっかりと水分をとるようにしたい。
もっとも、寝起きのオシッコの色が濃いのは、睡眠中のホルモンの働きで尿量が減っているからで、これは正常な色である。また、ミカンや緑茶をたくさん食べたり飲んだりすると、その成分によってオシッコが黄色くなり、ビタミンB群を含んだサプリメントを飲んだあとなども、同じ理由で黄色くなるようだ。
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
雑学総研/KADOKAWA
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