映画『虹色デイズ』出演! 高杉真宙の“マンガ読み”だからこそのこだわりとは?
更新日:2018/6/12

Cover Model 高杉真宙
昨年は映画6本に出演。今年もまた出演作が次々と封切られ、大ブレイク中の実力派。横顔も端整で美しい高杉真宙は、何を隠そう、筋金入りのマンガ読みでもある。
劣等感が強い自分は、生粋のポジティブだと思ってます
7月公開の映画『虹色デイズ』ではオタクでマイペースの秀才・つよぽんを演じた。制服のままプールにダイブする冒頭のシーンから、男子高校生4人組のはじけた勢いが伝わってくる。
「撮影したのは10月だったのでむちゃくちゃ寒かった(笑)。青春ですよね。絵に描いたような青春。男子高校生ならではのくだらないやりとりとか、演技で仲の良さを見せなきゃいけないから、現場の瞬発力が必要でした」
原作ものをやる時は、どこまで原作に近づけて、どこまで人間味を出すか、いつも悩むのだという。
「ドラマで『セトウツミ』をやらせてもらった時もあんな完璧なマンガないなって。マンガが好きだからこそ、毎回そのせめぎあいです。『虹色デイズ』も、原作は少女マンガだからキラキラしてる。でも男ってホントはこうだよってところをどう見せるのかが大事かなって」
映画『世界でいちばん長い写真』では、一転して、写真部に所属する引っ込み思案の高校生・宏伸役。
「全然違いますよね。フィルムカメラには馴染みがなかったんですけど、この撮影をやってから、地方に行った時に使い捨てカメラを買って撮るようになりましたね」
演じるたび、新しい扉が開く。
「新しい作品をやるたびに、自分で設定しなくても、ハードルが向こうからやってくるんです。特技がないなと思って、最近乗馬を始めました。劣等感が強いって言うと、よくネガティブだと言われるんですけど、自分では生粋のポジティブだと思ってるんです。自分の天井を決めずにもっともっと、って成長していきたいですね、今は」
■そんな高杉真宙さんの選んだ本は……
『ピアノの森』(全26巻)
一色まこと 600~780 円(税別)
森にうち捨てられたピアノは、その少年を待っていた。複雑な家庭環境に育ち、楽譜さえ読めなかった一之瀬カイは、同級生の雨宮や森のピアノの持ち主で名ピアニストだった音楽教師・阿字野と出会い、天才的な才能を開花させていく。アニメ版がNHKで放送中。
「何度も読み返しているので、1巻でカイがピアノを弾くところから少し涙目になっちゃいますね。アニメでも1話だけで3回鳥肌が立ちました。カイと雨宮の、ライバルだけど尊敬しあってるところもすごく好きで、お互いを高めあえるからこそ、勝ち負けがあってもその先に行けるんじゃないかって。読むたびに熱くなれるし、自分を高めてくれる。これから何かをする時にやり遂げる気持ちをくれるマンガだなと思って。(高杉真宙 談)
取材・文:瀧 晴巳 写真:網中健太