「家族っていいな」GWに読みたい家族をテーマにしたほっこり漫画5選

マンガ

公開日:2019/4/29

 GWはいつもより、家族と共に過ごす時間が増える期間。帰省をし「やっぱり家族っていいな」と、しみじみ実感する方も多いはず。そんな時期だからこそ、家族をテーマにした漫画に触れ、より家族愛を深めてみるのもおすすめ。では早速、心温まる家族漫画の数々をご紹介していきましょう。

■遠い海の向こうの島からやってきた不思議な女の子・よつば

『よつばと!』(あずまきよひこ/KADOKAWA)

 2006年に第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、現在13か国語に翻訳されている『よつばと!』(あずまきよひこ/KADOKAWA)は、日本国内外で大人気となっているほっこり系漫画。ちょっと変わった5歳の女の子・よつばが、日常の中で体験するさまざまな「初めて」や「感動」に触れ、読者は笑顔に。主人公のよつばが共に暮らしている「とーちゃん」との血縁関係は不明という設定ですが、2人の間には血のつながり以上の絆が存在。子どもが持つ無限の力や可能性を巧みに表現している本作は、「我が子をもっと愛そう」と思わせてくれる作品でもあります。

■大好きな娘に絶対知られたくない「かくしごと」とは?

『かくしごと』(久米田康治/講談社)

『かくしごと』(久米田康治/講談社)は第1巻を読んだとき、作品名に込められた遊び心にニヤっとできる作品。主人公は、ちょっぴり下品な漫画を描いている漫画家の後藤可久士。後藤は一人娘の姫ちゃんを溺愛しており、どんなことよりも娘を最優先するほどの親バカ。だからこそ、娘に自分の仕事がバレ、嫌われてしまうことを恐れており、アシスタントや編集者を巻き込んでまで自分の仕事を隠そうと奮闘! コメディタッチで描かれる後藤の父性に、世のお父さんは共感してしまうはず。果たして後藤は最後まで、自分の職業を隠し通せるのでしょうか。

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■引きこもりの兄が「脱・引きこもり宣言」

『ふつつか者の兄ですが』(日暮キノコ/講談社)

 累計120万部を突破した『喰う寝るふたり 住むふたり』の作者・日暮キノコ氏が描く『ふつつか者の兄ですが』(講談社)は、“我が家の問題”にスポットを当てた1冊。恋や友情に忙しい、花の女子高生・田処志乃の悩みは、兄の保が引きこもりであること…。志乃は親しい友人にも「自分はひとりっ子」とウソをつき、必死に兄の存在を隠し通してきました。しかし、そんな志乃の気持ちを知らない保は、ある日突然「脱・引きこもり宣言」をし、それを機に志乃との関係も変化していくように。家族はいつまでやり直しがきくのかを考えさせられる作品です。

■家族の絆が絡まって苦しい時に…

『名前をつけて保存しますか?』(雁須磨子/講談社)

 家族は一番身近にいるからこそ、時には関係がこじれてしまうことも…。そんな“家族のヒビ”をテーマにした『名前をつけて保存しますか?』(雁須磨子/講談社)は、絆が絡まってほどけない時に開きたい、珠玉の短編集。両親の離婚や引きこもりの娘、重い母、祖母の友情、遺産相続など、家族には家族ならではの悩みがあります。しかし、それらとどう向き合い、家族で居続けるのかは自分の手にかかっているもの。血の繋がりを足枷にしないためには、どうしたらいいのか…。それを考えさせてくれる本作には“人間の再生”が詰まっています。

■血の繋がりがなくても家族になれる

『義母と娘のブルース』(桜沢鈴/ぶんか社)

 2018年に綾瀬はるか主演でテレビドラマ化され、話題となった『義母と娘のブルース』(桜沢鈴/ぶんか社)は、血の繋がりにスポットを当てた作品。小学生のみゆきの父親が連れてきた再婚相手は、超やり手のキャリアウーマン。しかし、家事はまったくできず、みゆきとの仲もぎくしゃくするばかり。突然現れた義母にみゆきは困惑し反発しますが、2人は徐々に距離を縮めていくように。なぜ父親は突然、再婚相手を連れてきたのか…。その理由を知った時、読者は感動の涙が止まらなくなるはず。本作は家族とはなんなのか、血の繋がりはどこまで重要なのかを考えさせてくれます。

 家族は一番近い存在だからこそ、時には煩わしく思えてしまうこともあります。しかし、傷ついた時や苦しい時、無条件に受け止めてくれるのは他でもない、家族。心温まる家族漫画を手に取った後は、自分の大切な家族に「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。

文=古川諭香