停電で引き起こされる火災。そのとき 命を繋ぐための知識/『地震イツモマニュアル』④
更新日:2020/8/31
特別なことはしなくていい、「イツモの暮らし」が備えになる。ベストセラー『地震イツモノート』の実践版。

電気が原因で起こる火災
阪神・淡路大震災では、火災で7000棟以上の住宅、80万平方メートルを超える街並みが焼失しました。近年の大規模地震時の火災は、電気による出火が大きな割合を占めています。

電気による二次災害を防ぐには
電気による火災や感電を防ぐために、災害直後と避難の際は、次のことに注意しましょう。
①使用中の電気器具のスイッチを切り、プラグをぬく。
アイロン、ドライヤー、トースターなどの熱器具は、火事の原因になりやすいので、すぐにスイッチを切り、プラグをコンセントからぬきましょう。

②避難する時には、ブレーカーを切る。
避難する時は、電気器具のスイッチの切り忘れによる火事や事故を防ぐため、ブレーカーは必ず切りましょう。
③切れた電線にはさわらない。
切れてたれ下がった電線には、絶対に手をふれないようにしましょう。また電線に、木や看板、アンテナなどがふれている場合はたいへん危険です。すぐに電力会社へ連絡しましょう。
④こわれたり、水につかった電気器具は使わない。
地震でこわれたり、水につかった電気器具や配線類は、漏電などの原因となり危険なので、使用しないようにしましょう。

感震ブレーカーがあると安心
ブレーカーを落としてから避難する余裕がない場合もあります。自動的に電気を遮断してくれる感震ブレーカーがあれば安心です。
感震ブレーカーの種類
①分電盤タイプ
家の全ての電気を遮断します。内蔵型と後付け型の2つがあり、どちらも電気工事が必要になります。

②簡易タイプ
分電盤のスイッチに接続するもので、おもり玉の落下またはバネの作用などによりスイッチを落とし、電気を遮断します。比較的安価で、工事が不要です。

③コンセントタイプ
個別のコンセントの電気を遮断します。既存のコンセントに差し込むタイプと、取り替えて埋め込むタイプ(要工事)があります。

電気を使用する医療器具などがある家庭では、設置について注意が必要です。
消火器の使い方
災害時はすぐに消防車は来ません。そのため消火は、まわりの人たちと協力して実施しなければなりません。正しい消火器の使い方を党えておきましょう。
1 黄色い「安全ピン」の輪に指をかけ、思いきりピンを引き抜く。

2 ホースをはずし、安全な距離をとり、火に向けてかまえる。

3 消火器のレバーを強くにぎり、火に向けて吹きつける。

4 火の根もとを、ほうきではくように消火剤をかけて消す。
