姦通罪に問われ切腹を言い渡されたが…「痛えからいやだ」!? 時は幕末、社会からのドロップアウトを決めた主人公を描く、浅田次郎のユニークな一作!

レビュー

『流人道中記』(浅田次郎/中央公論新社) 時は幕末。「桜田門外の変」はすでに起こってしまい、徳川政権瓦解まで残された時間はあと十年足らず。そんな時代を舞台にした痛快時代小説がまた一つ誕生した。 著者はエ…

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