骨が弱くなるので要注意!! スナック菓子を食べすぎると体に起こる変化とは…/『もっと!! ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』④
公開日:2020/5/15
『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』に待望の続編が登場! 「早起きは体にも心にも悪い」「スナック菓子を食べすぎると骨が弱くなる」「爪を見れば健康がわかる」など、驚きの雑学を厳選してご紹介します。

スナック菓子を食べすぎると骨が弱くなる
ざんねん度 ★★★★★

スナック菓子っておいしいよね。ついつい食べすぎちゃうこともあるだろう。おうちの人に、「お菓子ばかり食べすぎるのは体に悪い」と注意されることもありがち。
でも、どうしてよくないんだろう。栄養がかたよるから?それもあるけど、ここでは骨に注目してみよう。
骨のおもな成分は、リン酸カルシウム。骨がつくられるとき、食べ物にふくまれたリン酸とカルシウムがくっついてリン酸カルシウムはできるんだ。
リン酸は肉や魚にもあるけど、スナック菓子にはいっぱいふくまれている。
それなら、スナック菓子は骨によさそうな気がするよね。でも、何ごともやりすぎはいけないもの。リン酸をとりすぎると、栄養として体のなかに吸収される前に、小腸のなかでカルシウムとくっついてしまうんだ。すると、体には吸収されず、うんことともに、体の外にだされてしまう。この状態が続くと、骨をつくるためのリン酸カルシウムは減り、結果、骨は弱くなってしまうんだ。
さらに、スナック菓子にふくまれる砂糖も、とりすぎるとカルシウムをおしっこといっしょに体の外にだしてしまう。食べるときは、ほどほどに。

炭酸飲料を飲みすぎても骨はとけない
よく「炭酸飲料を飲みすぎると骨がとける」という。たしかに骨を炭酸水につけておくと、骨の表面はとけだす。でも、体のなかでは炭酸水が骨と直接ふれることはないので大丈夫だ。ただし、味のついた炭酸飲料はリン酸がふくまれていることが多く、飲みすぎると骨が弱くなるので注意!