強引な相手ほど実はたいしたことない? 時間をおいて冷静に対処すれば有利な結論に導ける/マンガ版「言い返す」技術⑤
公開日:2020/9/27
職場で、プライベートな場で、無神経な一言を浴びせられたらどうすればいい? そんな悩みに応えてくれる1冊から、相手の言葉を受け流すコツ、自分の心を守るテクニックの一部をご紹介! 威圧的な相手には時間をおこう。

【延期の戦術】 たとえしつこく迫られても

あなたが「延期」を申し出た場合、相手がしぶってその場で早急に結論を迫ってきても、そこはもうひと押し、してみてください。
その際には、「お話はとてもよく分かりました」と必ず一言添えること。
相手はとりあえずは受け入れられていると感じて、少し安心するはず。「延期」についても、承諾してくれる確率は一気に高まります。
とにかくまずは、「分かった」+「延期」です。
また断りたい場合も、一旦話を引きとって時間をおいてから、「よく考えたんですけど、やっぱり……」と切り出せば、その場ですぐに断るよりも好感度は上がり、説得力も増します。
「そちらの要望に適うように、できる限り努力をしてみたのですが、残念ながらご期待には沿えません」というニュアンスが伝われば、後日、相手も一定の理解は示してくれるものです。
ゆっくりクールに考えてみれば、実は相手の主張も、たいしたことを言ってないことに気がつくことが多いもの。この戦術は、自分の権威を振りかざして強引にコトを進めたがる相手には、特に有効なんです。日をあらためて、こちらからどんどん質問を浴びせ、あなたに有利な結論へとじりじり相手を追い込んでいきましょう。