自己肯定感が低くても大丈夫! ネガティブな人の大きな強みとは…/Tシャツ起業家⑥
公開日:2021/5/21
『Tシャツ起業家』から厳選して全6回連載でお届けします。今回は第6回です。
多くの人から支持されている産直ECサイト「食べチョク」。ユーザーと生産者が直接つながることで見えてくる「豊かな食の未来」を示しながら、一次産業の変革に挑み、自身をアップデートし続ける起業家の思考法に迫る初の著書です。

Q
わたしはとても自己肯定感が低く、いつもネガティブなことばかり考えてしまいます。
どうすればポジティブになれるのでしょうか?
A
意外だと思われるかもしれませんが、わたしもとてもネガティブなんです。とにかく自己肯定感が低い。これまでずっとそうでした。DeNAから内定をいただいたときも、「これはまぐれだし、すぐにクビになるはずだ。いまがピークで、すぐに落ちてしまうに決まっている」と思っていました。
いまだにそれは直っていません。「食べチョク」がメディアに取り上げられても、わたし自身が注目されても、すぐに悪い方の結果ばかりを想像してしまうのです。
でも、自己肯定感が低い、ネガティブといった性格は生まれ持ったものなので、直らないものだと諦めてもいます。ただし、そのままでは仕事に支障を来たしてしまうかもしれない。そこでわたしが意識しているのは、なるべくポジティブな発言をすること。何度も言っていますが、言語化を繰り返すことで自分に刷り込むことができます。自己肯定感が低いのであれば、意識的にポジティブな言葉を見て、ポジティブな言葉を口にする。それを繰り返していくと、多少なりとも前向きになることができます。性格を完全に矯正することはできませんが、意識の持ちようで生き方を変えることは可能だと思います。
ただし、あなたのように自分の性格を冷静に分析できているのは、大きな強みでもあります。自分の性格を正確に捉えることで、弱点への対策が打てるからです。
わたしを例に挙げると、「自己肯定感が低い」「ネガティブ」「人から嫌われるのが怖い」「人の目を気にしてしまう」などが弱点として挙げられます。これを自分で理解していなかったら、きっと会社の代表は務まらないでしょう。でも、理解していれば対策できます。そもそも、欠点がない人なんて存在しないと思います。大事なのは自身の欠点を知り、それを補うためにどう行動するかです。
それに、自己肯定感が低い人やネガティブな人は、常にリスクを考えるので、慎重に物事を進められるという利点もあります。逆に、自己肯定感があまりにも高すぎるばかりに暴走してしまい、取り返しのつかない失敗をしてしまう、というケースも考えられますよね。なので、自己肯定感の低さやネガティブ思考をそこまでマイナスに捉えなくても大丈夫だとも思います。