「子どものダメポイントが目についてしまう!」子どもの長所を見つけて伸ばす、今すぐできる「5つの習慣」
更新日:2021/6/15

「まだ宿題やってないの?」「片付けなさい!」「いい加減、ゲームはやめなさい!」…全国のママ・パパのみなさん、今日もこんなふうにお子さんをしかりつけてはいなかったろうか。それで子どもが言うことをきいてくれればいいが、なかなかそうもいかないもの。「あーこれもやってないじゃない!」とさらにダメポイントが目についてイライライライラ…かなり「わかりみのありすぎる悪しき日常」だが、なんと意識を変えればこうした日常から脱出でき、さらには子どもの能力が伸びることになるらしい。
「そんな魔法のようなこと、あるの!?」と思ったママやパパ、まずは『子どもの長所を伸ばす5つの習慣』(石田勝紀/集英社)を手にとってみてほしい。
著者は11刷のロングセラー『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』(集英社)で知られる教育専門家の石田勝紀先生。子どもへの教育指導だけでなく「ママカフェ」(少人数制のカフェ勉強会)を主宰し、7000人以上のママと直接対話してきたという先生によれば、「子どもがダメだからママがイライラさせられる」と思いがちだが、そもそも「ママがイライラしている」ことが原因で子どもの短所にばかり目がいってしまう悪循環に陥っているというのだ。
ママのイライラの原因は、孤立化などさまざまに考えられるが、とにかくママ自身がイライラを手放してリラックスしたり、考え方のくせを変えたりすることが大事だと先生。その結果、子どもの長所が見えてきて、その長所を手掛かりに始めたことがうまくいき、ひいては子どもの自信につながるというのだ。
というわけで、本書の大テーマはそんな子どもの長所を見つけて伸ばすための「5つの習慣」。ざっと紹介すると以下のようになる。
習慣1:短所をいじらない
…短所は考え方を変えれば、褒めてあげたくなる個性になる。短所をいじらないことが子育てのいちばん重要な肝
習慣2:自分を満たす6つのツールを活用する
…短所いじりの元となるママのイライラを解消して、自分の時間をつくるように意識を変える
習慣3:3つの「魔法の言葉」を口グセにする
…21世紀の有用なキーワード「楽しいな」「面白いね」「ワクワクするよ」を意識
習慣4:「失敗」と「間違い」を歓迎しよう
…子どもの失敗や間違いは否定せず大きな心で許す。失敗は肥やし!
習慣5:「夢中になるものベスト3」を見つける
…他者との比較ではなく「この子のなかのいいところベスト3」を探す
詳細はぜひ本で確認していただくとして、いずれも「子どもの習慣にさせる」のではなく、「ママ自身の習慣にする」ということに注目してほしい。つまり自分が変わればいいだけで、子どもに「あーしろ、こーしろ」と言わないでいいということ。それって、かなり気持ちが楽(!)ではないだろうか。ちなみに、これらの中でピンときたものだけ実践するくらいでもOKとのことで、著者は「この習慣を実践すると、あなたが子どもを見る目に変化がおきます」というのだから心強い。
長所とはその子らしさ、その子の個性であり、「長所のタネを見つけたら、まずは認め、せっせと褒めて、その芽を育むことが未来につながる」と石田先生。これからの時代は「人と同じであること」ではない生き方が求められる時代ともいわれる中、子どもの長所を伸ばして個性を育むのは大事なことだ。我が子が我が子らしい幸せな人生を送るために、親としてチェックしておきたい1冊だろう。
文=荒井理恵