転校生だった私と弟。地域の狭いコミュニティで受けた手厳しい洗礼/16歳で帰らなくなった弟
公開日:2021/12/6
あなたが最後に大切な人へ「好き」と伝えたのはいつですか?
いつか必ずやってくる大切な人との“別れの日”。著者のきむらかずよさんは、自身が高校生の頃に弟を亡くしました。『16歳で帰らなくなった弟』は、そんな悲しい出来事に見舞われた著者と家族が、再び歩き出すまでをつづったコミックエッセイです。
職人気質の父、肝が据わった母、思春期をこじらせて素直になれない私、そして自由奔放でヤンチャだけど誰からも好かれた弟。どこにでもある家族の風景が、警察からの一本の電話によって一瞬にしてもろく崩れ去る…。
私の住むところは地域中が顔馴染みのような町。転校生だった私と弟は、閉鎖的なコミュニティで手厳しい洗礼を受けていた。
※本作品はきむらかずよ著の『16歳で帰らなくなった弟』から一部抜粋・編集しました
この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。
息苦しいと感じた町
