『アップステージ』の作者ダイアナ・ハーモン・アシャーさん来日されました! (評論社)

文芸・カルチャー

更新日:2024/2/13

アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで

作:ダイアナ・ハーモン・アシャー訳:武富 博子

出版社からの内容紹介

advertisement

シーラは目立つことが大きらいな女の子。学校で「ザ・ミュージック・マン」のミュージカルに取り組むことになり、みんなその話題でもちきりだ。実はシーラは歌がうまい。先生や親友に強くすすめられてオーディションを受け、カルテットのひとりに選ばれる。練習を重ねるうち、シーラはこのミュージカルを心から愛するようになる。さまざまなトラブルや淡い恋の芽生えのなか、とうとう幕を開ける日がやってきて……というユーモアいっぱいの物語。原題の「アップステージ」とは、舞台で主役がかすむようなことをする、という意味がある。「ザ・ミュージック・マン」は1957年にブロードウェイで上演され、2022年にヒュー・ジャックマン主演で再演された。

第69回青少年読書感想文全国コンクール課題図書について

2024年2月2日、第69回青少年読書感想文全国コンクールの表彰式が行われるのに合わせて、課題図書(中学生の部)の『アップステージ』の作者である、ダイアナ・ハーモン・アシャーさんが来日されました。

ダイアナさんはデビュー作の『サイド・トラック』が2019年第65回青少年読書感想文に選書され、『アップステージ』はダイアナさんの二作品目!続けて選書されました。

同じ作者が続けて選書されることはなかなかないのですが、知らせを聞いた時はどう思いましたか?

AMAZING!(とにかく驚きよ!)前回の選定が人生で一度のことだと思っていたから、二度もあるなんて!またこうして授賞式に参加することができて本当に光栄です。

『アップステージ』はとてもアメリカ的な物語なので、日本の読者に受け入れられて読んでもらえることが嬉しいです。

ご自分の作品について、どのような思いで執筆されていますか?

読者を励ましたいという思いで書いています。そして、ユーモアを忘れず、くすっと笑える部分も大切にしています。

ダイアナさんの本の読者は中高生が多いと思うのですが、読者に向けてメッセージをお願します。

自分を信じで新しいことに挑戦してください!『アップステージ』の主人公シーラのようにシャイであっても大丈夫!です。強い気持ちがあれば、乗り越えていけます。私の思いは全て本に書いてあるので、是非読んでみてくださいね。

今は3作目を執筆しているというダイアナさん。わたしたちも次作を楽しみにしています!

『アップステージ』にサインをくださいました!
受賞者の川本さんと歓談

サイド・トラック

作:ダイアナ・ハーモン・アシャー訳:武富 博子

出版社からの内容紹介

ジョセフは中学1年生。ADD(注意欠陥障害)があり、集中しなくてはいけないときに気が散ってしまう。運動が大キライなのに、陸上クラブでクロスカントリー走に挑戦するハメに……そのなかで、仲間たちとふれあいながら「あきらめない心」を学んでいくジョセフ。ユーモアいっぱいのさわやかな物語。