新作絵本「れいのおそうじたい」 (ニコモ)

文芸・カルチャー

更新日:2024/2/28

 みなさんは、地域のボランティア活動などで、公園や道端の掃除をした経験はありますか?枯れ葉、どこからか飛んできたビニール袋、ポイ捨てされた缶やビン。意識して探すと、たくさんごみが落ちていたりしますよね。

 このお話の主人公は「れい」ちゃん。花火大会があった翌日、公園に行くと仲良しのいきものたちは怒っていました。なんと、公園がごみだらけになっていたのです。それが原因でいきものたちは公園から出て行ってしまいました。

 れいはしばらく悩んで、急いでお家に帰り、また公園に戻ってきました。一人で掃除をするために・・・れいの行動力といきものを想う気持ちに感心してしまいます。

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 しかし一人では思い通りにいかず、ついに泣いてしまいます。そのとき手伝いにきてくれたのは・・・

 ポイ捨てやイベント後のごみ問題は、自然、生活環境の悪化の要因となります。守れない大人たちが多くいることは大変残念なことです。

 子どもたちには、自分たちが出したごみはきちんと片付けられるよう、最低限のマナーを守れる大人になってもらいたいという気持ちがこのお話しに込められています。

 ごみ問題、環境問題を分かりやすく教えてくれる内容となっていますので、親子で読んでみてくださいね!

れいのおそうじたい

作・絵:ほそい さつき

出版社からの内容紹介

花火大会の次の日、公園はゴミだらけです。こんな公園には住めないと、れいの仲良しのいきものたちは怒って出ていってしまいました。れいはひとりで公園の大そうじをしますが‥‥ゴミ問題、環境問題が、小さい子どもにもわかりやすい内容のお話です。