『今日も町の隅で』(小野寺史宜/KADOKAWA) 小野寺史宜さんの書く小説はすべて、同じ地平で繋がっている。出てくる土地の名前が単に共通しているから、ではない。同じ電…
文芸・カルチャー
2020/3/1
『息吹』(テッド・チャン:著、大森望:訳/早川書房) 『息吹』は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、英国SF協会賞、星雲賞など国内外の名だたる賞を次々と受賞し、“現代SF界最高…
文芸・カルチャー
2020/2/29
『涼子点景1964』(森谷明子/双葉社) 東京オリンピック開催まであと数ヶ月。何やら思わぬ暗雲が立ち込めつつもあるが、いざ始まればお祭り好き、スポーツ好きには最高の…
文芸・カルチャー
2020/2/29
『うちの父が運転をやめません』(垣谷美雨/KADOKAWA) 社会問題をエンタメ小説に昇華する手腕に定評のある、小説家の垣谷美雨さん。これまでも、少子化対策として「抽選…
文芸・カルチャー
2020/2/29
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼/講談社) 「すべてが、伏線。」 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼/講談社)の初版帯には、黒い背景に金の箔押しでこう書か…
文芸・カルチャー
2020/2/29
『孤独も板につきまして気ままで上々、「ソロ」な日々』(あたそ/大和出版) 世の中には「根暗(ねくら)」「根明(ねあか)」という二項対立があるらしい。周囲の人間の…
文芸・カルチャー
2020/2/28
『らくごえほん ごんべえだぬき』(川端誠:作・絵/KADOKAWA) 「らくごえほん」は、長く愛される落語の名作を、かわいい絵とわかりやすい文章で伝えるシリーズ。大の落語…
文芸・カルチャー
2020/2/28
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『薬屋のひとりごと』(日向夏/主婦の友社) 巷の評判になるダイエットは、ひととおり試してみ…
文芸・カルチャー
2020/2/26
『26文字のラブレター』(遊泳舎:編、いとうあつき:絵/遊泳舎) 思い返せば学生時代の恋は楽しかった。気になる人との関係に一喜一憂しながら、誰かを好きになることそ…
文芸・カルチャー
2020/2/26
『これでもいいのだ』(ジェーン・スー/中央公論新社) ジェーン・スーさんの最新エッセイ集『これでもいいのだ』(中央公論新社)の刊行を記念して、2月5日にブックファ…
文芸・カルチャー
2020/2/26
『これでもいいのだ』(ジェーン・スー/中央公論新社) バブルが終わりかけのころ、「私がオバさんになっても」と「加齢」への複雑な思いを森高千里は華麗なミニスカート…
文芸・カルチャー
2020/2/26
2020年2月某日 愛のことが何もわからない。 文筆家として活動するテーマに「家族と性愛」なんて看板まで掲げちゃって、コンプレックスを前面に打ち出して恥ずかしいなと気…
文芸・カルチャー
2020/2/25
『i(アイ)』(西加奈子/ポプラ社) 累計29万部を突破した大ヒット小説『i(アイ)』の書店店頭ディスプレイコンクールが、2020年3月31日(火)までの期間で開催中。様々…
文芸・カルチャー
2020/2/25
『まずはこれ食べて』(原田ひ香/双葉社) 主人公なのになんて性格の悪い女なんだ……と最初は思った。『まずはこれ食べて』(原田ひ香/双葉社)の胡雪である。学生時代の仲…
文芸・カルチャー
2020/2/24
『病気のご利益』(横尾忠則/ポプラ社) 世界的に評価されている美術家・グラフィックデザイナーの横尾忠則によるエッセイ『病気のご利益』が、2020年2月13日(木)に発売…
文芸・カルチャー
2020/2/24
『戦国、まずい飯!』(黒澤はゆま/集英社) 歴史小説や時代劇などには、登場人物たちがメシを食っているシーンがよく出てくる。池波正太郎の時代小説の食事場面がどれも…
文芸・カルチャー
2020/2/23
『今だから話せる泥棒日記』(青木一成/ベストブック) 今の自分の仕事に、不平や不満を持っている人は少なくないだろう。もとより、望んだ仕事があっても就くこと自体が大…
文芸・カルチャー
2020/2/22
『そして、遺骸が嘶く ―死者たちの手紙―』(酒場御行/メディアワークス文庫/KADOKAWA) 日本最大級にして最高倍率の新人賞、電撃小説大賞。本年度の第26回で応募総数4607…
文芸・カルチャー
2020/2/22
『私はネコが嫌いだ。』(よこただいすけ/つちや書店) 2月22日は、ニャンニャンニャンという語呂合わせで「猫の日」です。ロシアでは3月1日、アメリカ合衆国は10月29日、…
文芸・カルチャー
2020/2/22
『看守の流儀』(城山真一/宝島社) かつてアメリカでおこなわれた「スタンフォード監獄実験」をご存じだろうか。心身ともに健康な被験者を看守役と囚人役に分け、実際の…
文芸・カルチャー
2020/2/22
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『時給三〇〇円の死神』(藤まる/双葉社) 累計15万部突破。『時給三〇〇円の死神』(双葉社)…
文芸・カルチャー
2020/2/21
『顔ハメ百景 長崎 天領ぶらぶら編』 塩谷朋之 装丁:白畠かおり イラスト:山本春菜 編集:里見重之 阿佐ヶ谷書院1000円(税別) 僕が顔ハメ看板の魅力にとりつかれたの…
文芸・カルチャー
2020/2/21
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』(澤村御影/角川文庫/KADOKAWA) 嘘発見器があれ…
文芸・カルチャー
2020/2/20
『今夜、世界からこの恋が消えても』(一条岬/メディアワークス文庫/KADOKAWA) 無色透明な日々を送る高校2年生の”僕”こと神谷透。クラスメイトを苛めから庇うため、一度…
文芸・カルチャー
2020/2/20
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『どこよりも遠い場所にいる君へ』(阿部暁子/集英社オレンジ文庫) ここではないどこかへ、逃…
文芸・カルチャー
2020/2/20
『日々猫だらけ ときどき小鳥』(あさのますみ/ポプラ社) 単調な毎日に喜怒哀楽をもたらしてくれる。動物には、そんな力があるように思う。筆者は3匹の猫と暮らしている…
文芸・カルチャー
2020/2/20
私にとって本は、食べて吸収し細胞にするもの。 食べることと同じくらいを作っていく。 食物が肉体のエネルギーを作るなら、書物は魂のエネルギーをつくる。 ひとつだけ違…
文芸・カルチャー
2020/2/19
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『後宮の花は偽りをまとう』(天城智尋/双葉社) 中華後宮もの、身代わり、契約結婚。ひとつで…
文芸・カルチャー
2020/2/19
『もしものせかい』(ヨシタケシンスケ/赤ちゃんとママ社) 誰でも、「もし〇〇だったら…」という仮定の世界に思いを馳せることがある。1つの道しか生きられないと分かり…
文芸・カルチャー
2020/2/19
※「ライトに文芸はじめませんか? 2020年 レビューキャンペーン」対象作品 『新装版 膠着 スナマチ株式会社奮闘記(中公文庫)』(今野敏/中央公論新社) 大手銀行が社員…
文芸・カルチャー
2020/2/18
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スーパーで万引き…? 突然姿を消した夫が変わり果てた姿で見つかった。悪意と狂気を描く至極のサスペンス『デブスの戯れ』【書評】
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