『ダ・フォース(上・下)』 (ドン・ウィンズロウ:著、田口俊樹:訳/ハーパーコリンズ・ジャパン) パワハラ、わいせつ行為、横領……。警察官の不祥事は、今も昔も後を絶…
文芸・カルチャー
2018/9/3
『坊っちゃん(角川文庫)』(夏目漱石/KADOKAWA) 親譲りの無鉄砲で子供の頃から乱暴ばかりしている少年「坊っちゃん」は、両親と兄から疎まれていた。母親が亡くなったと…
文芸・カルチャー
2018/9/3
『佐藤幸正、高橋真理子、結婚秒読みから一転、破局!?』 こんな見出しで傷つくのは私の精神と女優としての体裁だけ。あなたが出て行ってから何日経ったのか、もうそれす…
文芸・カルチャー
2018/9/2
『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子/講談社) なんてヒリヒリとした“いや”な作品を描くのだろう、と思った。『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子/講談社)。SNSをテ…
文芸・カルチャー
2018/9/2
『アフリカのことわざ』(アフリカのことわざ研究会/東邦出版) 「ことわざのない話は、塩気のない料理のようなもの」 アフリカには、こんなユニークな言葉があるほど、日…
文芸・カルチャー
2018/9/2
逃げても逃げても、どこまでも追いかけてくる。 新たな一歩を踏み出したつもりだったが、それは新たな悪夢の始まりだった。 それまで生きてきた人生の大半を否定され、欠…
文芸・カルチャー
2018/9/1
『そんなとき隣に詩がいます 鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩』(谷川俊太郎・鴻上尚史/大和書房) 心が傷ついたときやひとりになりたいときは、お気に入りの音楽に耳を傾け…
文芸・カルチャー
2018/8/31
稽古場を大学の構内に移した頃、僕は二つ歳を重ねていた。 何の地盤もなかったこの街にも後輩ができた。劇団も人数を少しだけ増やし、もうあの喫茶店に全員では入りきれな…
文芸・カルチャー
2018/8/31
『活版印刷三日月堂』 舞台は小江戸の佇まいを残す街・川越、モチーフとなっているのは、実体ある活字ならではの、温かな手触りが立ちのぼる活版印刷。そうしたノスタルジ…
文芸・カルチャー
2018/8/31
まだ右も左もわからないくらいに若く幼かったあなたをみつけたのは、もう八年も前のこと。 私の主演する映画に脇役として出演していたあなたは、どこか放っておけない妙な…
文芸・カルチャー
2018/8/30
『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』(中野京子/PHP研究所) 絵画の中の美しいひとは誰? 鑑賞者の想像を掻き立てる「美貌のひと」が描かれた背景やエピソードを紹介した『…
文芸・カルチャー
2018/8/30
『未来職安』(柞刈湯葉/双葉社) 働かないで生きていきたい。忙しい現代人ならば、誰もが一度はこう願ったことがあるのではないだろうか。仕事をせず、好きなことだけを…
文芸・カルチャー
2018/8/29
馴れ初めと聞いて、貴方はそんなことか、とお思いでしょうけど、貴方が私にたったの5ヶ月で何気なしにやってのけて忘れてしまっていることが、私の身体中の細胞という細胞…
文芸・カルチャー
2018/8/29
『スケルトン・キー』(道尾秀介/KADOKAWA) サイコパス――。それは、生まれつき他人への共感能力や、恐怖を感じる度合いが低い人たちのことだ。メディアで取り上げられた…
文芸・カルチャー
2018/8/29
新生活にまだ新鮮さが残っていた頃、僕は少し後悔していた。夢にまで見た生活は、思っていたものとかなり違っていたからだ。 知り合いが一人もいない。その辛さが理解でき…
文芸・カルチャー
2018/8/28
『大人は泣かないと思っていた』(寺地はるな/集英社) 就職や結婚、転職、死別。大人になると、さまざまな出来事を乗り越えなければいけない転機がやってくる。中でも、…
文芸・カルチャー
2018/8/28
人生の中で、とあるきっかけによって、まるで違う人の人生に移り変わってしまったのではないかと思うほど、劇的に日々が変わってしまうことがある。 あれはたしか、少年サ…
文芸・カルチャー
2018/8/27
もう真夜中だというのに、人がまばらに道を埋めている。 朝方まで始発の電車を待つ者。時間などは忘れてしまい、もはや朝が来るのを拒んでいる者。それぞれが別々な目的の…
文芸・カルチャー
2018/8/26
『楽天道〈らくてんどう〉』(佐藤愛子/海竜社) 直木賞受賞作『戦いすんで日が暮れて』など、多くの小説やエッセイでその名を馳せた作家の佐藤愛子先生も、今や御年94歳…
文芸・カルチャー
2018/8/26
まずはじめに、これを読むあなたへ(警察の方や週刊誌の方など) 私からのお願いです。 決して、自分の事と置き換えるような想像力は無しにして読み切ってくださいね。 決…
文芸・カルチャー
2018/8/25
『凡人の怪談 不思議がひょんと現れて』(工藤美代子/中央公論新社) 朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、昼間にはまだ少し暑さが残ります。まだまだ涼める程度に怖い話…
文芸・カルチャー
2018/8/25
家族の話や、性にまつわる話。語ることがタブーとされている話には、どうしてあんなにも興味をそそられるのだろう。しかも、“普通”でなければないほどに知りたくなる。歪…
文芸・カルチャー
2018/8/24
『絶対に出る 世界の幽霊屋敷』(ロバート・グレンビル:著、片山美佳子:訳/日経ナショナル ジオグラフィック社) 日本に限らず、世界にはたくさんの心霊スポットや幽霊…
文芸・カルチャー
2018/8/24
『転生しまして、現在は侍女でございます。 2』(著:玉響なつめ、イラスト:仁藤あかね /フロンティアワークス) 異世界や魔法世界を舞台に、恋や冒険、立身出世など己の…
文芸・カルチャー
2018/8/24
『青少年のための小説入門』(久保寺健彦/集英社)※装丁は、『バクマン。』の小畑健による描き下ろし 『青少年のための小説入門』(集英社)――と聞けば、「小説の執筆や読…
文芸・カルチャー
2018/8/24
『瞬殺怪談 刺』(平山夢明ほか/竹書房) 上質なものは大抵、極めて洗練されているものだ。新鮮な魚はシンプルに刺身で食べたいのと同じように、上質な実話は、装飾のない…
文芸・カルチャー
2018/8/23
『檸檬 (280円文庫)』(梶井基次郎/角川春樹事務所) 『檸檬 (角川文庫)』(梶井基次郎/角川書店) 『檸檬 (新潮文庫)』(梶井基次郎/新潮社) 読み返せば読み返すほど、…
文芸・カルチャー
2018/8/23
働く女は欲張りだ。恋と仕事はどちらも成功させたいし、結婚しても甘々な関係を築きたい。性欲だって男だけのものじゃないんだから、時には濃厚な夜も過ごしたい――そんな…
文芸・カルチャー
2018/8/22
『鬼と日本人』(小松和彦/KADOKAWA) 鬼は、古代から日本人とともにその歴史を歩んできた。古くは『日本書紀』や『風土記』などに登場し、現代にいたるまでさまざまな物…
文芸・カルチャー
2018/8/21
『草枕・二百十日(角川文庫)』(夏目漱石/KADOKAWA) 画家は山道を歩きながら、こう考えた。「智(ち)に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮…
文芸・カルチャー
2018/8/20
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スーパーで万引き…? 突然姿を消した夫が変わり果てた姿で見つかった。悪意と狂気を描く至極のサスペンス『デブスの戯れ』【書評】
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