『吾輩は猫である(角川文庫)』(夏目漱石/KADOKAWA) 物語の語り手は、珍野(ちんの)家で飼われている雄猫。彼に名前はなく、自分のことを吾輩と呼んでいる。生まれてす…
文芸・カルチャー
2018/5/28
『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』(実業之日本社) ミステリ小説とは不思議なもので、謎が提示された瞬間の読者は興奮を抑えられなくなるのに、いざ謎解きが終わ…
文芸・カルチャー
2018/5/26
パズルのピースがピタッと合うときのような快感が病みつきになる警察小説。原作がドラマ化・映画化されることが多く、それだけ人気が高く、裾野の広いジャンルであると言…
文芸・カルチャー
2018/5/25
『ひとり暮らし(新潮文庫)』(谷川俊太郎/新潮社) ひとり暮らしの夜は、ひろい宇宙を孤独に漂っているような気分になるときがあります。 ひとりの夜はすてきです。そし…
文芸・カルチャー
2018/5/24
『キリの理容室』(上野歩/講談社) お仕事小説が人気の昨今、今度は、理容師女子が話題となるかもしれない。上野歩氏著『キリの理容室』(講談社)は、女性も通える大人…
文芸・カルチャー
2018/5/24
『カーネーション・デイ』(ジョン・デヴィッド・アンダーソン:著、久保陽子:訳/ほるぷ出版) 真実は、重要なのは最後の日じゃないということだ。絶え間なくつづく日々…
文芸・カルチャー
2018/5/22
『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/幻冬舎) 文字を追っているはずなのに、音楽が聴こえてくる。読者は時にコンサートの聴衆になり、時にピアニストにもなれる。メロディが聴こえて…
文芸・カルチャー
2018/5/21
『容疑者Xの献身』(東野圭吾/文藝春秋) 福山雅治主演で、ドラマとして、映画として、大人気を集めた「ガリレオ」シリーズ。捜査一課から慕われ、「ガリレオ先生」と呼ば…
文芸・カルチャー
2018/5/21
ドラマ化、映画化など豪華競演陣による映像化でもたびたび話題となってきた作家・東野圭吾。その小説作品は、社会派ミステリーから空想科学、またコミカルなものまで幅広…
文芸・カルチャー
2018/5/21
『こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り』(木村耕一/1万年堂出版) 徳永英明の名曲「壊れかけのRadio」の歌詞に、「本当の幸せ教えてよ」という1節がある。 大学生の…
文芸・カルチャー
2018/5/21
『ババア★レッスン』(安彦麻理絵/光文社) 毎年、誕生日が来れば問答無用で歳ばかりとってくなかで「私はどんな歳の取り方をすればいいのかしら」なんて、考えることが増…
文芸・カルチャー
2018/5/21
『バルス』(講談社) 『再生巨流』『ラストワンマイル』(ともに新潮社)といった作品で物流業界を描き、『ドッグファイト』(KADOKAWA)でグローバルなネット通販企業と…
文芸・カルチャー
2018/5/20
『文学効能事典』(エラ・バーサド&スーザン・エルダキン:著、金原瑞人・石田文子:訳/フィルムアート社) 本を選ぶことは、音楽をかけることと似ている。そのときの気…
文芸・カルチャー
2018/5/19
『火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿(メディアワークス文庫)』(汀こるもの/KADOKAWA) インターネットのどこかでは、毎日のように誰かが“…
文芸・カルチャー
2018/5/18
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子/河出書房新社) 本を読みたい、買いたいと思ったとき、私たちがと…
文芸・カルチャー
2018/5/18
『カタツムリが食べる音』(エリザベス・トーヴァ・ベイリー:著/高見 浩:訳/飛鳥新社) 人間が犬や猫と心を通わせていく物語は数多くあるが、本書『カタツムリが食べる…
文芸・カルチャー
2018/5/17
『天才遺体修復人Mこの夜(よ)の果てで、君を葬送(おく)る。』(葉月 香/ポプラ社) 誰もが美しく死を迎えられるとは限らない。どんなに清廉に生きていても、凄惨な事…
文芸・カルチャー
2018/5/17
『刺青・少年・秘密(角川文庫)』(谷崎潤一郎/KADOKAWA) 大きな動乱もなく、人々がのんびりと暮らしていた時代。そんな世の中では美しい者こそが強者であり、多くの人は…
文芸・カルチャー
2018/5/16
『小説の読み書き』(佐藤正午/岩波書店) 小説好きならば絶対に読んだことのある名作たち。川端康成の『雪国』、夏目漱石の『こゝろ』、太宰治の『人間失格』などの作品は…
文芸・カルチャー
2018/5/16
『野蛮なアリスさん』(ファン・ジョンウン:著、斎藤真理子:訳/河出書房新社) いきなり結論を言ってしまうと、『野蛮なアリスさん』(ファン・ジョンウン:著、斎藤真…
文芸・カルチャー
2018/5/16
『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』(著:石川博品、イラスト:米山舞/KADOKAWA) ある日不意にやってきて日常を根こそぎ奪い去っていく〈厄災〉。現実世界におい…
文芸・カルチャー
2018/5/16
『食堂かたつむり(ポプラ文庫)』(小川 糸/ポプラ社) 親子の形は、一体どこで歪みが生じてしまうのだろう。親子が理解し合うことの難しさを巧みに描いている『食堂かた…
文芸・カルチャー
2018/5/15
『利き蜜師物語4雪原に咲く花』(小林栗奈/産業編集センター) 利き蜜師最高位・金のマスターである仙道と、その弟子まゆが暮らす穏やかな田舎の村「カガミノ」に、突如、…
文芸・カルチャー
2018/5/14
『利き蜜師物語4雪原に咲く花』(小林栗奈/産業編集センター) 大人気ファンタジー小説の最新刊・最終話『利き蜜師物語4雪原に咲く花』(小林栗奈/産業編集センター)が5…
文芸・カルチャー
2018/5/14
「通訳捜査官」の葛藤を描いた“裏切りの黒いミステリー”『叛徒』(下村敦史/講談社)と、不可解な誘拐事件を扱った“贖罪の白いミステリー”『ロスト』(呉勝浩/講談社)。1…
文芸・カルチャー
2018/5/13
『ゼロからはじめる! 哲学史見るだけノート』(小川仁志/宝島社) 「我思う、ゆえに我あり」とか、「神は死んだ」とか、誰しも一度は耳にしたことがあるけれど、意味をき…
文芸・カルチャー
2018/5/13
イギリスを舞台に、不器用な少年たちと「幻想的生命体」が織りなすファンタジー小説『英国幻視の少年たち』(深沢仁/ポプラ社)。現在5巻まで文庫が出版されている大人気…
文芸・カルチャー
2018/5/12
『奇跡の人 The Miracle Worker』(原田マハ/双葉社文庫) 盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女と、教師が起こした奇跡の物語…といえば、ヘレン・ケラーとアン・サリ…
文芸・カルチャー
2018/5/10
『本のエンドロール』(安藤祐介/講談社) 近年、出版業界を舞台にした小説が増えている。その多くは、作家や編集者などの“本の中身”を作る人々を主人公に据え、本が売れ…
文芸・カルチャー
2018/5/10
『堕落論(角川文庫)』(坂口安吾/KADOKAWA) 第二次世界大戦直後の日本社会の倫理観を観察し、戦時中の体験を踏まえながら、これからの人々の生きる指標を示した坂口安吾…
文芸・カルチャー
2018/5/9
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二宮和也「令和の赤ちゃんたちは良い環境で育っているんだな」。約20年ぶりに声の出演を務めて感じたこと【『シナぷしゅ THE MOVIE』インタビュー前編】
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