【ダ・ヴィンチ2016年11月号】Cover Modelは、石原さとみさん!

Cover Model 紹介

2016/10/9

【ダ・ヴィンチ2016年11月号】Cover Modelは、石原さとみさん!

Cover Model 石原さとみ

『校閲ガール』ドラマ化記念対談
石原さとみ
(主演)×宮木あや子(原作者)

本誌『ダ・ヴィンチ』発の『校閲ガール』が
石原さとみさん主演で
『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』としてドラマ化!
ファッション誌で働くことを夢見て出版社に入った悦子が
想定外の校閲部に配属されながらも
日々仕事に奮闘する姿を描いた本作。
原作者・宮木あや子さんと、石原さんは本日初めて対面。
お互いの仕事観にも迫ります。

女優は、陰も陽も、
どちらもある仕事だと思う(石原)

悦子には「私成分」が
多めに入っています(宮木)

──悦子は、かなり歯に衣着せぬ物言いをする女の子ですね。

宮木 あまりに口が悪すぎても読者が不快になるかもしれないし、かといって、はっきり言わせなければ、スッキリしない。セリフのさじ加減は結構難しいですね。

石原 実際に声に出してみた時に、小説とは違う言い方にしなければいけないなと思う部分もあって。小説では年齢設定が20代前半ですが、ドラマでは私に近い28歳。新人ではなくなって、ある程度常識も身についてきて、そのころとは言い方も変わっているのかなと。

宮木 でも……私、28歳の時もあんな感じだったかもしれません。

石原 (笑)。宮木さんと悦子は似ているんですね。

宮木 どの小説にも、ある程度は自分の成分みたいなものが入ってしまうんですが、悦子に関しては私成分が多めに入っているかなと。

石原 じゃあ宮木さんと話していれば、悦子がわかりますね!

──石原さんは悦子に自分成分を感じるところはありますか?

石原 悦子のセリフを読んでいて「よくぞ言った!」ってスッキリすることがたくさんあります。私も言うときはストレートに言うほうなので、悦子の気持ちがわからなくはないんです。ただ、悦子は何か言われると2秒以内に言い返しますけど、私は10秒は溜めます(笑)。

宮木 溜めるんですね(笑)。

好きなこと「だけ」をすることはできない

──悦子は校閲という仕事に徐々に向き合っていきますが、お二人は女優と小説家という、ご自分のお仕事をどんなふうに捉えていらっしゃいますか?

石原 女優といっても、お芝居以外の仕事もいろいろあって。こうして取材を受けたり、CMに出たり、イベントに出たり……。一見、華やかに見えますが、陰も陽も、どちらもある仕事だと思うんです。楽しいこと、陽の部分もあるから、陰の部分があってもがんばれる。周りの友だちを見ていると、ずっと陰でも陽でもない中間で、どちらでもない状況だっていう人が結構いて、それも確かに大変なんだろうなって思います。

宮木 私は……結局働くことが嫌いなんだなって思うんですよ。

石原 えーっ!(笑)

宮木 会社員がいやで、がんばって小説を書いてデビューしたんですが、今は小説を書きながら「こんなにつらいのはいやだ! 明日にでも辞めたい!」とよく思う(笑)。好きなことを仕事にしても、仕事である限り、好きなこと「だけ」をすることはできないですよね。

 

■そんな石原さとみさんが選んだ一冊は…

kangooboegaki

『看護覚え書 ――看護であること 看護でないこと』
フロレンス ナイチンゲール 現代社 1700円(税別)

ナイチンゲールが、正しい健康管理に必要な行動と心構えを具体的に説いた本。部屋の掃除と換気など環境を整えることの重要性を、時に怒りさえにじませながら熱っぽく語る。ナイチンゲールの、苦い経験から生まれた健康への強い思い、看護という仕事への誇りがにじむ。また人をどう管理するのかや、女性が働くことについても言及されている。

「ナイチンゲールの『看護覚え書』はお世話になっている看護師長さんにいただいた本です。看護大学の授業を見せていただいたことがあるんですが、ほかの本はいかにも“教科書”という感じなのに、この本はすごくおもしろくて。訳の仕方もあるかもしれないんですが、ナイチンゲールがめっちゃ毒づいている。とにかく『空気を入れ替えろ!』『加湿しろ!』と(笑)。それまでマザー・テレサのような穏やかなイメージを持っていたんですが、全然違っていて驚きました。看護に必要なものって、“強さ”だと思うんです。この本を読むと、それがよくわかると思います。」(石原 談)