胃もたれのハプニングも? エビ中・中山莉子「写真集は“ありのまま”の自分」【インタビュー前編】

エンタメ

2017/10/17

 アイドルグループ・私立恵比寿中学(以下、エビ中)の最年少メンバー、中山莉子がファーストソロ写真集『中山莉子の写真集。』(東京ニュース通信社)を発売する。発売日となる10月28日は、ちょうど彼女の17歳を迎える誕生日にあたる。

 ロシアの極東部・ウラジオストクで撮影した一冊には、初めて訪れたという未知の土地で切り取られた彼女の“ありのまま”の魅力を凝縮。グループの活動では天真爛漫な“妹キャラ”で多くのファンを虜にしているが、写真集の中では、すっぴん風の一枚や大人っぽいドレスに身を包んだショットなど、ふだんとは異なる様々な表情が楽しめる。

 グループから離れて一人っきりで撮影に挑んだ写真集には、どんな思いが込められているのか。インタビューにより語ってもらった。

16歳の目標「ありのままの自分を見せる」を形にした一冊

――初めてのソロ写真集ですが、まず初めに『中山莉子の写真集。』というのが唯一無二というか、本当にどストレートなタイトルですね(笑)。

中山:はい(笑)。元々、ブログのタイトルも「中山莉子のブログ」だし、誕生日記念のイベントも「中山莉子の生誕祭。」だったり、自分に関わるタイトルってすべてがどストレートだったんです。だから、今回の写真集も「誰の?」と聞かなくても分かるように、自然と「これだよね」と決まりました。

――発売日が17歳の誕生日である10月28日ですが、そこにも特別な思いはありますか?

中山:これ以上ない誕生日プレゼントだなって。自分の節目となる日に色んな人へ写真集を届けられるのは、やっぱりうれしいです。あと、自分の誕生日が何よりも「暇にならない」というのがちょっとホッとしました(笑)。

写真集『中山莉子の写真集。』より(撮影:佐藤裕之)

――意外な感想ですね(笑)。今回の写真集、テーマはどういったところですか?

中山:16歳の“ありのまま”の自分を詰め込みました。元々、16歳は「ありのままの自分を見せる」を目標にしていたんです。だから、朝起きたばかりのすっぴん風な表情を撮ってもらったり、大人っぽい格好をしてみたりと、自分のアイデアもたくさん盛り込んでいただきました。

――自分にとって、特に印象的だったカットはありますか?

中山:緑の木々に囲まれた中で、白いワンピースを着て撮影した写真です。大人になるにつれて変化していく途中だとも感じていて、その思いを込められた一枚ですね。あとは、シベリア鉄道の車窓から外の景色を眺めているカットがあって、それは「ありのまま」のテーマがいちばんにじみ出てるかなって思います。

お腹いっぱいで“胃もたれ”に悩まされるハプニングも

――撮影は6月だったそうですが、具体的にウラジオストクへ向かったのはいつ頃だったんですか?

中山:今年の春ツアー(「私立恵比寿中学 IDOL march HALLTOUR 2017〜今、君とここにいる〜」)で北海道の公演を終えたあと、羽田から家へ戻らずに旅立ちました。

――6月18日ですね。ライブを終えて自宅には帰らず向かったということですが、疲れはなかったんですか?

中山:ソロ写真集だからと意気込んでいたせいか、疲れを感じることはなかったです。日本を旅立つときから、最後の日に日本へ帰るギリギリまで4日間まるまる撮影していたんですけど、田舎町から都会までさまざまな景色を味わえたので楽しいことばかりでした。

写真集『中山莉子の写真集。』より(撮影:佐藤裕之)

――現地ならではの思い出や印象的だったことはありますか?

中山:ロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」と「ハラショー(素敵)」の2つだけを覚えていったんですけど、自分から声をかけると現地の人たちが笑顔で応えてくれるのがうれしくて、どこへ行くにも「スパシーバ」を使ってました(笑)。ピロシキやボルシチとか、おいしい料理もたくさん食べられたけど、1日目に広場で買ったピロシキがじつはちょっとイマイチで……。

――ん〜、ちょっと残念な思い出だったということで……。実際の撮影で、印象的だったことはありますか?

中山: 4日間の日程がほとんど曇り空と雨だったんです。でも、最終日に現地の青空を初めて見て、日本への飛行機で出発する直前に、晴れていなければ撮れないカットを時間ギリギリまで撮影しました。あとじつは、胃もたれしちゃったときがあって……(笑)。

――え、撮影中にということですか?

中山:はい。町外れのお屋敷で撮影するときがあって、紅茶とパイでおもてなししてもらったんです。現地にはお客さんをおもてなしする文化があるらしくて、撮影の準備を始めようとしたら「準備はあとでいいから、まずは紅茶を飲みましょう」と言ってくれて。おいしかったんだけど3口くらい食べたらお腹いっぱいになっちゃって、でも、せっかく出してくれたのが申し訳なくて食べ切ったら、そのあと胃もたれになっちゃいました(笑)。

 若干のハプニングもありつつ、現地の空気を“ありのまま”に味わいながら撮影したという中山莉子のファーストソロ写真集『中山莉子の写真集。』(東京ニュース通信社)。インタビュー後編では、撮影を経て新たに芽生えた目標などを語ってもらう。

取材・文・写真=カネコシュウヘイ