ベストアルバムまでの歩みを象徴的な楽曲でたどる「中島 愛の10年、中島 愛の10曲」――中島 愛インタビュー(後編)

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公開日:2019/6/10

 中島 愛のベストアルバム『30 pieces of love』(発売中)には、彼女が音楽的な冒険心を絶えず抱き続けてきたことを証明する、30の楽曲が収められている。アニメ作品、キャラクター、クリエイターとのさまざまな出会いが、中島 愛の音楽を形作り、豊かなものにしてきた。インタビュー後編では、選び抜かれたベストアルバムの収録曲から、10年間の活動で特に象徴的だったと思われる10曲をピックアップ。それぞれのエピソードを語ってもらった。すべての楽曲に本気でぶつかってきたチャレンジの歴史が窺えるとともに、1曲1曲への思い入れや、語られるべきトピックの多さに、改めて驚く。10年の歩みを通して中島 愛がどのように音楽と向き合ってきたのか、その想いが伝わるテキストになったのではないか。

『30 pieces of love』インタビュー前編はこちら

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(“金色”は)歌が好きであること、歌を人前で披露する必然性を自分が難しく考えてしまいそうなときに、無言で答えをくれる曲

①天使になりたい(1stシングル『天使になりたい』収録)

──デビュー曲の“天使になりたい”は、シングルの中で唯一タイアップ曲ではないですよね。

中島:そうなんですよ。

──そしてこの曲の発表当時、まだ10代だった。今、この曲はどんな存在なんでしょうか。

中島:この曲は、明確にランカ・リーを意識して作られているんですね。《ふたつでひとつのカラダを ギュッとつかまえていて/お願いよ…》という歌詞があって。ランカ・リーとしてデビューした自分が、ランカ・リーという存在をどうとらえながら生きていくか、みたいなことが、チーム中島の一番のテーマでした。この曲を歌うとすごく『マクロス』の気分になる(笑)。不思議なデビュー曲ですね。

──とてもシンプルに言語化してもらったんですけど、ランカ・リーとして歌わないのにランカ・リーの歌であるって、当時は相当難しかったんじゃないですか?

中島:そうなんです! 難解でしょう?(笑)。

──何を思って歌う歌だったんでしょう?

中島:この曲は、ランカ・リーであることを否定してるわけではなく、「否定したくない!」って叫び続ける5分間になっていて。だからタイアップ曲ではないですけど、わりとキャラソンに近い、というか。何回歌っても、「キャラなの? わたしなの?」って迷っていたわたしに戻る感覚がありますね。

──となると、歌うのが悩ましい時期もあったりしたんですか。

中島:でも、意外と曲の疾走感に助けられて、気持ちよさが勝ることが多いですね。「考えるな。感じろ」みたいな雰囲気があるので。自分の中で解釈をし始めると難しいけど、歌い始めると迷わない曲です。

②Sunshine Girl(1stアルバム『I love you』収録)

──1stアルバムの収録曲ですが、いわゆるアイドル的な要素も含まれていて、ディスコグラフィの中でも全曲通して「これ以上明るい曲ないんじゃないか?」っていうくらい、はじけてますよね。

中島:うん、ないと思う。はじけてますね。

──ある意味異色というか、かなり際立ってる曲だな、と。これを入れたいと思った理由とは?

中島:今言ってくれたように、当時から異色なところがあって。1stアルバムの『I love you』はコンペで選んでるんですけど、わたしも全曲聴かせてもらって、この曲だけ方向性が違ってたんですよね。それで、わたしが特に気に入って、「これ歌いたい!」ってお願いさせてもらいました。“天使になりたい”とは違う意味で、考える余地を与えない感じ――パーティ感があるというか。考え込みやすい自分にとっては新鮮で、歌ってみてもやっぱり楽しくて。ずっとキーが高いし、歌ってると大変なんだけど、でも爽快!みたいな。自分のギリギリを突いてくれてる感じがすごく好きな曲です。当時、中島 愛のカラーが固まりきってなかったからこそできる冒険だと思うので。そこが好きなのかも。

──この曲では、歌詞も共作してるんですよね。

中島:はい。ある部分のフレーズを4行まるごと自分の歌詞に替えてもらったりしてます。アルバムではまるごと書いた1曲もあるんですけど、共作だけどちゃんと自分のブロックをまるごと使ってもらったという意味では、“Sunshine Girl”はほぼ初めての作詞でした。

──自分が出せる表現の飛距離を実感できた曲でもあるんじゃないですか。

中島:そうですね、この曲が『I love you』のリードだったことは、自分のキャリアにおいても大きいと思います。

③メロディ(4thシングル『メロディ』収録)

──“Sunshine Girl”が異色だとしたら、逆に“メロディ”はシンガー・中島 愛のパブリックイメージに近い曲なんじゃないか、と思うんですけども。

中島:そうかも。“メロディ”は……当時は、この曲で自分の個性、中島 愛が歌う必然性を出すのが難しい、と思っていた曲でした。なぜそう思ったかというと、自分の声に優しいイメージがまったくなかったからなんですね。「この曲はこういうふうにしか歌えません」みたいな頑固さがいいのかな、と思ってたので、フレキシブルなイメージを出したほうがよさそうな“メロディ”は難しいな、と思ったんです。結果的に、挑戦してみたら新しい扉が開けたし、「こういうイメージだよね」って思ってくれる人も多くなったので、今は「挑戦してよかったな」って思ってるんですけど。

──ボーカルとしての幅、もっと言うとその後の音楽活動の幅を広げた曲なんでしょうね。

中島:わたしにとっては、けっこう決定打だった気がします。「自分のイメージや価値は自分で決めちゃいけないんだな」と思った、大感謝の1曲ですね。

──『たまゆら』という作品についてはどうですか?

中島:『たまゆら』作品の音楽は、その後の音楽性にすごく影響を与えてくれていると思います。作品としては、一見女子高生たちのふわふわな毎日のように見えるかもしれないですけど、実は主人公の楓ちゃんがお父さんのことについて、とても子どもでは抱えきれないくらい、重たい悲しみや苦しみを持っていたりして、そのことが物語の大きな柱になっていて。感情の陰翳のつけ方とか、みんな楽しそうにしていてもそれぞれがいろんな気持ちを抱えていたりするんだ、ということを、佐藤順一監督が描く世界に教えられました。そのことが、自分名義で出す音楽性にもいい影響を与えてくれたと思います。

④TRY UNITE!(6thシングル『TRY UNITE!/Hello!』収録)

──単純に、この曲は革命ですよね。

中島:革命が起きた瞬間、覚えてます。フライングドッグの会議室でした。「『らぐリン(輪廻のラグランジェ)』オープン/エンド決まりました」って言われて、「そんなことってあるの?」って思いながら――ディレクターさんが「それでは、聴いてください」って言って(笑)、白いラジカセをポチッと押して。わたしも含めて、たぶん会議室にいたすべての人が「これはきたな!」って思いました。新しくて、まだ誰もやっていなさそうなところへ行けそうなワクワク感がありました。あのときラジカセから流れてきた“TRY UNITE!”は今でも忘れられないし、自分の中で革命が起きましたね。

──ラスマス・フェイバー氏との邂逅の曲ですよね。どんなレコーディングだったんですか?

中島:この曲は確か、ラスマスさんがスウェーデンにいらっしゃって、わたしが日本でレコーディングをするときにSkypeでリアルタイム中継をしながら、歌のディレクションをもらった記憶があります。でも基本的には好きに歌ってほしい、と言われていて。「メグミのボーカル、最高だよ!」って励ましてくれるので(笑)、それを信じて歌いましたね。完成した曲を聴いたときに――誤解を恐れずに言うなら、「ラスマスさんって、わたしの声めっちゃ好きなのかな」って思ったんですよ(笑)。

──(笑)「ラスマス・フェイバーが中島 愛の歌声に惚れ込んでいる」というのは有名な話では?

中島:そのときは「はじめまして」ではあったので、探り探りではあったんです。でも、曲を聴いて、「自分以上にわたしの声を知っている人がいるんだけど!」と思って、すごく感動しました。

──『輪廻のラグランジェ』のオープニングで流れたとき、ものすごくインパクトがあって。それこそ前編の話とつながるんですけど、「中島 愛の音楽はとてもチャレンジングである」ということを示している曲でもあると思うんです。

中島:そうですね、ここで表明した感じはすごくあります。

──明らかに、誰もやっていなかったことをやってます、という。それこそ、自信を持っていい曲だと思うんですけどね。

中島:いや、これはさすがのわたしにも自信につながりました(笑)。この曲に対する評価も含めて、「やったった!」感があって。このチームでこの曲を作った、そのことだけで、これは財産なんだなって感じる手応えがありましたね。

──ラスマスさんの曲は、アレンジも含めて今回のベストにも6曲入っていて。“TRY UNITE!”がきっかけで、他にも“マーブル”や“Flower in Green”といった名曲が生まれ、ベストにも収録されている。

中島:いやあ、“Flower in Green”は削れなかったですね。「英語頑張ったから聴いて!」っていう部分もけっこう大きかったりしますけど(笑)。

⑤金色~君を好きになってよかった(2ndアルバム『Be With You』収録)

──楽曲に優劣をつけることはできない前提であえて言うと、“金色”は全楽曲の中でも最高峰の曲だと思います。菅野さんの抜群のメロディのセンスと、ラスマスさんの浮遊感があるアレンジ、懐かしさとせつなさを感じさせる歌詞、どれを取ってもクオリティが高くて、モダンで、泣ける。これは歌う側にとっても特別だったんじゃないか、と思うんですけども。

中島:ほんとに、ギフトだなっていう感じがあります。詞、曲、アレンジ、そしてわたしのオリジナル曲の中で唯一菅野さんが書いてくれてる曲、というところも含めて、全部ひっくるめてギフトですね。

──歌が好きで音楽活動をしている中で、この曲はその気持ちを加速させてくれたんじゃないですか。

中島:これはすごく不思議な曲で。ライブをやるたびに歌詞をもう一回覚え直したりするわけですけど、この曲だけは歌詞が自動的に口からこぼれてくるんですよ。たぶん、自分のベースになってるんでしょうね。歌が好きであること、歌を人前で披露する必然性を自分が難しく考えてしまいそうなときに、無言で答えをくれる曲というか。ほんとに不思議で、「久しく歌ってないな、これ歌えるかな」と思っても、全部歌詞が出てくるんですよね。

──歌う喜びが集約されてる曲なんでしょうね。

中島:そうそう。曲になって現れてる、みたいな。だから、定番曲だからライブでやろう、という部分もあるんですけど、それ以上に、そういう意味を持ってる曲だからライブのセットリストに入れちゃう感じ。だって、入れないと終われないんだもん(笑)。

⑥ありがとう(9thシングル『ありがとう』収録)

──活動休止前の最後のシングルですね。いちリスナーとして、シンガー・中島 愛の真髄はこの曲だと自分は思っているんです。

中島:ありがとうございます、嬉しい。

──こんなに魂がこもった「ありがとう」という言葉を、他で聞いたことがないなって思うんですよね。ただ同時に、音楽活動に向き合うマインドとして、一番悩んでた時期に歌われた曲でもあって。

中島:そうですね、悩んでました。自分の中の、表現の引き出しのなさに悩んでいて。音楽活動で表現できる若さやみずみずしさ、元気な部分を、「自分が今の年齢で持ってるものは出し尽くした」と思っていたときに、『たまゆら』がきっかけで尾崎亜美さんに曲をいただいて。結果的に尾崎亜美さん、佐藤準さんというすごい布陣で、なおかつ参加してくださったミュージシャンもすごくて。尾崎さんが目の前で見ている中で、仮歌を録るんですよ。すっごい緊張感の中で収録をして、ほんとにひとつ夢が叶っちゃったなっていう実感があって。「こんなにすごい人たちと究極のセッションをさせてもらってしまった!」「今持てる自分の能力を全部使った!」みたいな曲でした。

──そういう背景があったからなのか、本質的に「らしさ」が噴出してる曲だなって思います。

中島:確かにこの曲、「らしさを止めなくていいよ」みたいなディレクションもあった気がする。なので、歌いたいように歌ってますね。どうしても、抑えたいんだけど感情的、みたいな歌い方をしてしまうところがあって。今はもうちょっと大人になったので、もう少し抑えが増した気がするんですけど、“ありがとう”をレコーディングした当時は、「抑えても抑えても波がきまぁーす!」みたいな感じが、よかったんだと思います。押しつけがましいくらい、鉄球をぐりぐりしてくるような歌ですよね。「わかって! わかって! わかって! わかって!」みたいな感じで、永遠にパスを出してくる、というか。

──そういう曲になったのは、レコーディングの環境や当時の精神状態も重なって、すべてを出し切れる状態が整っていた、という。

中島:そうですね。出し切らせてもらえるフィールドを作ってもらえて、ほんとによかった。もう、「出し切らざるをえないじゃん!」っていう感じでした。

デビューしてからの約11年間、きちんと気持ちのキャッチボールをしてこられたのは、聴いてくれる一人一人の皆さんがいてくれるから

⑦愛はめぐる(10thシングル『ワタシノセカイ』収録)

──復帰後初シングルのカップリング曲で、歌詞が決定打だなあと感じる曲です。“ありがとう”の話ともつながってくるんですけど、「やれることやりました、とりあえず一回からっぽになりました、コップの水が一回全部なくなりました」という状態に一度なってしまった、と。

中島:ええ。エンプティ、っていう感じでした。

──しかし、休止後も歌が好きである、という気持ちはずーっと持っていて、徐々に満たされて、あふれていく。でも、あふれたのはいいけれども、それは自分の中であふれているだけであって、人がどう見ているかはわからない。それこそ、「今さら?」とか思う人もいるかもしれない。それでもやっぱり歌が好きだし、歌っていくんだ、という決意を固めてくれた曲がこれではないか、と思います。

中島:そうですね。変なたとえなんですけど、それまではあふれたらこぼれてる感じだったとしたら、チョコレートファウンテンみたいになったんですよ(笑)。

──(笑)いいたとえですね。

中島:ずっと、めぐってるんです。噴出しても受け止めてくれる人がいて、受け止められる心の余地もあり、曲もあり。“ありがとう”で出し切っちゃったと思っていたような感情的な部分も定期的に出していいんだ、燃え尽きるだけじゃなくて、次につなげるみたいなやり方ってあるんだ、みたいな。

──ある意味、燃え尽きるようなやり方しか知らなかったわけですからね。

中島:そうそう。「もう、あふれたらあふれたで、空っぽになるまでやるぜー!」というのも、美しいとは思うんです。でも、それだけだと続かないから。「循環させる、エンドレスで続けることもできるんだ」っていうことを、“愛はめぐる”の歌詞を通して気づかせてもらいました。そういう曲を復帰のタイミングで歌えたのは、なんと恵まれていたんだろうって思います。ちょっと方向性は違うかもしれないけど、“TRY UNITE!”的な決定打がここにもあったんだなって。

⑧愛を灯して(4thアルバム『Curiosity』収録)

──ベストの最後を飾るのはこの曲しかない、と思わせる象徴的な楽曲です。『Curiosity』で発表してから1年以上が経過した今、この曲はどう見えていますか。

中島:今聴くと、発表した当時感じていた以上に「青いな」って思いますね。それは、すごくよいこととしてとらえているんですけど。

──『Curiosity』リリース当時のインタビューで出た言葉を借りると、「何かに期待しながら生きるのはやめよう」「自分の足で歩いていく」ことを宣言した曲、とも言えると思います。この曲に立ち返ることで、迷ってもまた前に進める。そういう存在ではないでしょうか。

中島:「とにかくポジティブなメッセージを!」というテーマを掲げて歌詞を書いていったんですけど、やっぱりちょっと、めちゃくちゃ頑張って前向きになってるなって思うんですよ(笑)。それが微笑ましいっていうか、自分らしいなと。本当はネガティブになりそうだけど、でも頑張りたいんだっていう自分らしさを自らパッケージできたことがすごくよかったし、この先何度でも歌うたびにフレッシュな気持ちになれると思います。

⑨知らない気持ち(12thシングル『知らない気持ち/Bitter Sweet Harmony』)

──これもリリース当時のインタビューで、「『Curiosity』までの個人的なモードは鏡だったけど、楽曲は自分を映し出してなくてもいいと気づいた」という話がありました。音楽と向き合うときの精神的な自由さを象徴する楽曲であると思います。

中島:自分自身を投影するばかりじゃなくて、ストーリーテラーのような役割で歌うのもすごく楽しいことだな、と。純粋に曲の世界観を表現するにはどうすればいいのか、改めて深く考えるきっかけになりましたね。

──ベストアルバムの収録曲に限らず、チャレンジングな楽曲が多い中で、得意なことを全開で発揮できた、意図してそれが実現できた、という点で、新鮮な楽曲だったのでは?

中島:そうですね。チャレンジすることはとても大切だし、もちろん続けていきたいんですけど、自分の強みだと感じるフィールドで思いっきりやりたい!という気持ちも同じくらいあるんです。バラードを歌うことの難しさは年々強く感じるようになってきましたが、繊細なニュアンスをめいっぱい入れられるのはバラードだからこそ。いま振り返っても、この曲は特にのびのびレコーディングできたな、と思います。

⑩Love! For Your Love! (ベストアルバム『30 pieces of love』新曲)

──祝祭感のある曲調・歌詞が楽しい楽曲ですが、特に《100年先も ずっと一緒だよ Be With You》という歌詞が印象的でした。この部分について、どんな気持ちで歌ったのかを教えてください。

中島:ROUND TABLEの北川勝利さんに「100%ポジティブな歌詞で、大人って楽しいよ!ってわたしを励ましてほしいんです」ってお願いした曲なんですけど、わたしもこの部分が一番印象的だったフレーズなんですよ。ある意味、なかなか無茶じゃないですか(笑)? 100年先ですからね! それをあっけらかんと、堂々と笑顔で歌う感じが、わたしの中ではすごく新鮮で。自分からはこんなかわいらしい言葉、なかなか言えないですけど、ずっと一緒にっていうのは本当の気持ちだから。なので、素直な気持ちで歌いました。

──聴いた印象として、「やっぱり中島 愛の歌の宛先はまっすぐに“You”なんだ」ということを感じました。10年間をともに歩んできたさまざまな“You”への想いを、言葉にしていただけますか。

中島:日々過ごしていく中で、いろんな気持ちの欠片が心の中にどんどん積み重なっていくわけですけど、それを自分だけで持ってるんじゃなくて、歌を通して届けたいというのがずっとあって。デビューしてからの約11年間、きちんと気持ちのキャッチボールをしてこられたなって思えるのは、聴いてくれる一人一人の皆さんがいてくれるからこそ。いつも受け止めてくれてありがとう、と伝えたいです。

取材・文=清水大輔 撮影=GENKI(IIZUMI OFFICE)
ヘアメイク=平松浩幸(マクスタア)