フミコフミオ氏初インタビュー「強く見える人は戦い方を知っているだけ。」生きづらさに負けない考え方

小説・エッセイ

公開日:2019/10/24

 こんにちは、出版プロデューサーの白木賀南子です。

 あなたは、伝説の会社員ブロガー、フミコフミオさんをご存知でしょうか?

 ごくごく普通の45歳、サラリーマン。

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 しかし一たびブログを書けば、普通の人が普通に出くわす「世の中の不条理や生きづらさ」を華麗なる表現と深い洞察力で考察し、私たちに腹の底から爆笑と深イイ納得感を与えてくれる、超人気ブロガーさんです!

 今回は、すべての会社員の気持ちを代弁したと言っても過言ではない『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。』出版記念として、フミコフミオさんの初インタビューをお届けいたします。

 制作過程のウラ話や、フミコフミオさんの魅力を、KADOKAWAの編集者・伊藤直樹さんと出版TIMES・西浦孝次さんと一緒に伺いました!

 なお、フミコフミオさんは顔出しNGのため、KADOKAWAの全テクノロジーを結集した技術で秘匿しております。ご容赦を。

伊藤さんが編集担当じゃなかったらやってなかった

左)出版TIMES西浦さん、中)フミコフミオさん(KADOKAWAの最新技術で顔を合成しています)、右)エモ編集伊藤さん

フミコフミオさん、お会いできて光栄です。みなさんも本日はお時間ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

フミコ:こちらこそよろしくお願いします。

伊藤:よろしくお願いいたします。

西浦:初対面の感想としては「とても優しそうな感じの方で良かった」って思いました(笑)

伊藤:わかります(笑)。僕もお会いした時、衝撃だったんですよ!もっとやばい人なのかなって。あの文章書いてる人って、ストロングゼロ持ちながら会社入ってきそうな…。常軌を逸しているというか、いつも怒ってる人じゃないかって思ってました。

フミコ:意外と普通って言われます。

—確かに文体からは想像できない優しそうな印象ですね。ところで、まずはAmazonの胃・腸の医学ほしいものランキング2位おめでとうございます!

フミコ:ありがとうございます。最初、伊藤さんから聞かされた時「胃腸!?」ってなりました。

伊藤:これは絶対に1位になりたいですね~皆さん応援よろしくお願いいたします!

※続報:(2019年9月24日調べ)ランキング1位になりました!おめでとうございます!

KADOKAWAの最新技術「フミコフミオボード」を見つめながら、2年前に思いを馳せる伊藤さん

—伊藤さんが、フミコフミオさんに書籍の企画を打診されたきっかけをぜひ教えてください。

伊藤:ブログを読んだ瞬間にすぐにアプローチさせて頂きました。「この人ヤバイ!」って思って。今でも覚えてますが、最初に読んだ記事は「密室にとじこめられてます」でした。

フミコ:もう10年も前の記事なんですけどね。2年くらい前にものすごく熱いメールを頂いたんですよ。

西浦:2年前に企画は実現しなかったんですか?

伊藤うやむやになったんです(笑)。最初は乗り気でご返答頂いたのに、だんだん返事が返ってこなくなって…

フミコ:転職で一番きつい時期で。海の家でやきそば焼いたり、リストラ担当だったり。本当に忙しくてフェードアウトしてしまいました。

西浦:本を書きたいという気持ちはなかったんですか?

フミコ:自分が本を出せるって想像できなかったですね。くだらないブログだし、ブログと書籍って違うと思ってました。今回は新しい職場で、ある程度安定して執筆できるタイミングだったので運も良かったです。

伊藤:今年に入って、はてなブログさん側からトップブロガーの方々に打診していただける信頼度の高いプロジェクトがスタートすることになったんです。なんと、1回目がフミコさんと聞き「前から好きなので絶対やらせてください!」って言ってやらせて頂くことになりました。

フミコ:出版するかどうか迷っていたんですが、KADOKAWAさんとの打ち合わせで、編集者があの伊藤さんだと知り、断れないな~って思いましたね。

西浦:それは、ドラマチックですね!!運命を感じます。

フミコ伊藤さんじゃなかったらやってないと思います。「その文才に感動しました!絶対出版したいです!」っていう熱く、長いメールは当時ものすごくインパクトがあって。他社からも何回か出版のお話しは頂いたけど、伊藤さん以外は忘れてました。

西浦:どんなメールだったんですか?

伊藤:見ます?2017年だから2年前ですね。恥ずかしい~