顔を見ただけで効果的なアプローチ法がわかる恋愛メソッド! 3つの〈顔のゾーン〉から運命の相手を診断

恋愛・結婚

公開日:2020/11/21

運命のお相手は「顔」で選びなさい
『運命のお相手は「顔」で選びなさい』(佐藤ブゾン貴子/ロングセラーズ)

 マッチングアプリ全盛の今。「この人、タイプかも!」と思って会ってみたものの、なんだか話も性格も合わない…と、ガッカリした経験を持つ人もいるのではないでしょうか。相手の情報は数枚の写真と、自己申告のプロフィールしかないので、致し方ないことではあります。でももし、写真一枚だけで相手の性格がわかったら、もっと良い出会いが期待できると思いませんか?

『運命のお相手は「顔」で選びなさい』(ロングセラーズ)は、フランス生まれの心理学、“相貌心理学”をもとに、相手の顔を見ただけで性格と恋愛傾向を把握する恋愛メソッドを書いた一冊です。

 相貌心理学は、顔の輪郭、目や口など各器官を客観的なデータで捉えて言語化し、性格やパーソナリティ、行動傾向を理解するための学問です。1億人以上の分析に基づいているそうで、正当性は99%(!)なんだとか。

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 本場フランスでこの学問を学んだ著者の佐藤ブゾン貴子さんは、日本で唯一の相貌心理学教授です。

 本書では、「鼻の穴が見えない人は秘密主義」「おでこが広い人は、理想主義」など、顔のゾーン、各パーツ、輪郭や肉付きなど細かく分けて、「どこ見れば何がわかるのか」を解説し、また、恋愛でどのように活かせばいいかを詳しく紹介しています。

 とはいえ、顔を見て判断するというのは実際やってみると中々難しいもの。そこで、著者のブゾンさんに初心者が相貌心理学を使って恋愛に活かすためのコツを伺いました。

顔のタイプを3つに分けて、アプローチ方法を探る

「相貌心理学は、人相占いと違って未来のことはわかりません。また、顔の良し悪しや、『良い人』『悪い人』を決めるものでもありません。性格や行動の傾向を理解して、お互いにとって心地よいコミュニケーションをとるための『道具』。だからこそ、恋愛にも応用できるのです」

 ブゾンさんによると、初心者はまず、〈顔のゾーン〉を見極めろとのこと。

運命のお相手は「顔」で選びなさい

「ゾーンとは顔を上部・中部・下部の3つに分けた範囲を指していて、上から思考ゾーン、感情ゾーン、活動ゾーンと呼びます。顔をパッと見たとき、この3つの中で最も面積が広く、印象に残るゾーンがその人のタイプとなります。おでこを含めた顔全体で見るのが正しい見方です」

運命のお相手は「顔」で選びなさい

 思考ゾーンタイプは、知識や教養を好み、想像力が豊かなのが特徴。

「自分の好奇心や知識欲を刺激してくれる人を求めます。そのため、デートは知識や教養を共有できる場所へ行くといいでしょう。話題になっている場所やニュースになっているスポットがおすすめです。一方、NG行動は、相手の夢や理想を否定すること。想像力が豊かな分、深く傷つきます」

運命のお相手は「顔」で選びなさい

 感情ゾーンタイプは、周囲の人との共感を好むのが特徴。

「キーワードは『いっしょ』。出身地や趣味、とにかく相手との共通点をみつけてそれをきっかけに距離を縮めるのが得策です。聴覚からの刺激に敏感なので、相手が好きな歌手のライブなどもいいですね。孤独に弱く寂しがり屋なので、連絡を怠る、長時間放置するなどの行為はNGです」

運命のお相手は「顔」で選びなさい

 活動ゾーンタイプは、自分の欲求に忠実で、物質的かつ現実的な価値を重視します。

「感情で物事を考えず、合理的で現実的です。なので、アプローチする際は、自分の長所を具体的にアピールするといいでしょう。『料理が得意』ではなく、『洋食が得意』という風にできるだけ細かく言うこと。反対に、非現実的で抽象的な話には興味を持ってもらえないかもしれません。また、欲求に忠実なので、お腹が空いているとき、眠いときは機嫌が悪くなりやすいですね」

目尻が上がっているか下がっているかで、話し方が変わる

 顔のゾーンで、相手の性格をざっくり判断したら、次に見るべきはそのほかのパーツ。わかりやすいのは目元で、目尻が上がっている人ほど意思が強く、下がっている人ほど他人の話を受け入れる人なのだそうです。

「たとえば、思考ゾーンタイプで目尻の上がった人は、想像力が豊かでなおかつ、自分の意見を曲げない人。なので、相手の世界観をより尊重してあげることが、良いコミュニケーションを築くポイントになります。こんな風に、顔全体のイメージと各パーツの情報をかけ合わせて、相手の性格を分析することで、アプローチの際のヒントを知ることができるのです」

 もちろん、相手だけではなく、自分を分析することも重要です。自分の顔を見る際は、「鏡ではなく、正面と真横から撮った写真を使うのがいいですよ」とブゾンさん。

「周りから自分の顔がどう見えているかという客観性が重要なので、鏡より写真がおすすめです。それでも、正面の顔は多少取り繕ってしまうもの。なので、どうやっても変えられない横顔からも見るといいですね。横から見て額が傾斜していると、頭の回転が速く、まっすぐだと物事をじっくり考えるなど、横顔からわかることもたくさんあります」

 巻末には顔地図チェックシートも収録されているので、より細かく自分の顔、相手の顔を分析し、総合的に判断することができます。

「顔は内面を映し出す心の鏡です。感情や気持ちがそのまま顔に表れます。恋愛に行き詰まったときは、自分の顔と相手の顔を分析してみてください。自分が求めているもの、足りないものがわかると、きっと恋愛にもいい風が吹くはずです」

 この一冊を熟読すれば、恋愛のチャンスが広がるかも!? 効率的に恋活したい方、必読です。

文=中村未来(清談社)