1位は齋藤孝×安住紳一郎の『話すチカラ』! すぐさま仕事で役立つ「コミュニケーション関連書籍」ベスト10発表

ビジネス

更新日:2020/6/24

 新型コロナウイルスの流行に伴って、世間ではオンライン会議やオンライン飲み会などが盛んに導入されることに。緊急事態宣言は解除されたものの、今後もオンラインでのコミュニケーションは定着していくだろう。そんな中、ハイブリッド型総合書店「honto」は各書店やサイト内で購入された書籍の販売データを2020年2月1日~2020年5月17日にわたって集計。購買冊数のデータをもとに、オンラインコミュニケーションの参考になる「コミュニケーション関連書籍ランキング」を作成した。

 ランキングのベスト10に選ばれたのは以下の書籍だ。

「コミュニケーション関連書籍ランキング」ベスト10(ハイブリッド型総合書店honto調べ)

■第1位『話すチカラ』(齋藤孝、安住紳一郎/ダイヤモンド社)

『話すチカラ』(齋藤孝、安住紳一郎/ダイヤモンド社)

 明治大学時代の先生と教え子という師弟関係にある齋藤孝と安住紳一郎が、雑談からプレゼン、交渉、会話まですべてが上達する「話すチカラ」について縦横無尽に語りつくす。安住アナが現役の明治大学生たちを前に繰り広げた、白熱の講義も紹介されている。

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■第2位『会話力速効ドリル 人に伝える7つの力』(石田章洋/新星出版社)

『会話力速効ドリル 人に伝える7つの力』(石田章洋/新星出版社)

 会話が苦手な人に向けて、人気放送作家が「雑談」「説明」「スピーチ」「提案」といったビジネスシーンに欠かせない7つの会話のノウハウを解説。わかりやすいマンガ&ドリル形式となっており、章末問題や便利なフレーズリストも収録されているため、すぐにでもスキルアップに活用できる。

■第3位『交渉力 結果が変わる伝え方・考え方』(橋下徹/PHP研究所)

『交渉力 結果が変わる伝え方・考え方』(橋下徹/PHP研究所)

 著者は38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任し、大組織を動かしてきた橋下徹。彼が成功を収めたのは、弁護士時代から培われた「交渉力」の成果だった。同書では数多くの交渉を成立させてきた著者が、目標を成し遂げるための極意を明かしている。

■第4位『人は話し方が9割 1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ』(永松茂久/すばる舎)

『人は話し方が9割 1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ』(永松茂久/すばる舎)

 「あなた」を多用して自分のファンを作る、肩書き・立場によって話し方を変えないなど、楽しく会話できる「とっておきの秘訣」を一挙紹介。話し方をちょっと変えるだけで、仕事もプライベートも大きく好転するはず!

■第5位『自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術』(吉原珠央/幻冬舎)

『自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術』(吉原珠央/幻冬舎)

 会話をしていると、一番大切なことが抜けてしまうことがある。それは、会話では「自分のこと」ではなく「相手のこと」を話すというポイント。同書では「相手は自分の話に興味を持っていない」「プライベートなことを聞かない方が失礼」など、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘し、信頼される人になるための話し方を伝授していく。

■第6位『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(伊藤羊一/SBクリエイティブ)

『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(伊藤羊一/SBクリエイティブ)

 「話が長い、手短に話せ」と言われたことがある人も多いだろうが、著者は「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」という。短く収まらないのは話がまとまっていない証拠であり、相手に伝わらない一番の原因。同書には相手に伝わる話し方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」や「言い切れない」というメンタルの話、1分で記憶に残す方法など、さまざまなテクニックが記されている。

■第7位『稼ぐ話術「すぐできる」コツ 明日、あなたが話すと、「誰もが真剣に聞く」ようになる』(金川顕教/三笠書房)

『稼ぐ話術「すぐできる」コツ 明日、あなたが話すと、「誰もが真剣に聞く」ようになる』(金川顕教/三笠書房)

 稼ぐ人には「共通する話し方」がある──。その話し方のコツを学ぶことで、誰でも“稼ぐ人”になれるかもしれない。たとえば「起・承・転・結」でなく「結・結・結・結」で話すだけで、一番伝えたい「結論」が明確になり、説得力が格段に高まるはず。著者に学べば、「すぐできる+すぐ効果が出る」話術をいくつも吸収できる。

■第8位『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』(魚住りえ/東洋経済新報社)

『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』(魚住りえ/東洋経済新報社)

 多くのファンがいる朗読の名手・魚住りえが、声と話し方について伝授。収録されているのは、名作・名文から日常会話にそのまま使えるラジオのシナリオまで、厳選された名文18作品。1日60秒で話し方と声がみるみるよくなっていく、実用的・実践的なメソッドが紹介されている。

■第9位『伝え方が9割』(佐々木圭一/ダイヤモンド社)

『伝え方が9割』(佐々木圭一/ダイヤモンド社)

 コピーライター・作詞家の佐々木圭一が、膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理。料理のレシピのように、誰でもコトバを作れるように体系化して説明している。何年もかけて試行錯誤しなくても、同書を読むだけで魅力的なコトバを最短で作れるようになるだろう。

■第10位『頭のよさとは「説明力」だ 知性を感じる伝え方の技術』(齋藤孝/詩想社)

『頭のよさとは「説明力」だ 知性を感じる伝え方の技術』(齋藤孝/詩想社)

 長年にわたって大学生に説明技術を指導してきた齋藤孝が、一目置かれる知的な説明力の伸ばし方を公開。最少の時間で最大の意味をやり取りし、「わかった感」をもたらす究極アウトプット術を説いていく。会議でのプレゼンからビジネス上の報告・連絡、営業トーク、就活の面接、さらには日常会話に至るまで、あらゆるシーンで役立つはずだ。

 仕事はもちろん、家庭内でのプライベートでも“話し方”は大きな影響を及ぼすもの。しかしあまりにも当たり前にやっていることなので、独学で技術を磨くのは簡単ではない。思い悩んでしまう前に、まずはランキング入りしている書籍を手に取ってみてほしい。