つちのこ、くねくね、マツドドン…、Google先生に探してほしい! 日本の未確認生物「5選」

社会

2015/5/16

 いつの時代もロマンを感じさせる未確認生物の話題。どこにいるのか、そもそもいるのかいないのかも分からぬ存在には、注目を寄せる声も少なくない。  

 先月にはGoogleが、本気でネッシーを探し始めたという話題がネットでもトレンド入りした。毎月の検索数は未だ20万件近くを誇るというネッシーだが、かつての捏造説はどこへやら、Google Mapやストリートビューなどで培った技術の粋を集めて、水中カメラを使ってネス湖を捜索するプロジェクトを展開すると発表した。  

 しかし、ネッシーやビッグフット、スカイフィッシュなどの未確認生物は何も海外だけとは限らない。この日本にもたくさんの未確認生物にまつわる目撃談があり、Googleにはネッシーと同じく日本国内にもぜひ目を向けてもらいたい。  

 そこで、オカルト研究家である山口敏太郎の書籍『未確認生物 超謎図鑑』(永岡書店)を元に、日本各地で言い伝えられる未確認生物たちの情報を調べてみた。

縄文土器にも記録が残される「つちのこ」

 もはや国内ではレジェンドともいえる存在だろう。体長は20センチ~1メートル前後と推定されており、蛇のような姿で丸く膨らんだ胴体が特徴的。  
 「数メートル飛び上がった」、「チー」という鳴き声を発する、人間に襲いかかったという目撃談や証言もある。  
 歴史書『古事記』では「峠の神」とされた記述もあるが、著者の山口氏いわく「数万匹に一度生まれるヤマカガシやハブの特別な個体ではないか」とのこと。

体をゆらす仕草から名付けられた「くねくね」

 比較的新しい未確認生物。とはいえ、ネット上の都市伝説や怪談で語り継がれるものをふまえると、生物かどうかについてもやや議論の余地がある。
 日本各地に生息するとされ、体長は数センチから数メートルと幅広い。多くは田んぼや畑などで目撃され、白く細長く、ゆらゆらしたその姿を見たものは精神に異常をきたしてしまうといわれる。 
 著者はこの正体を「脳内に発生する何らかの現象ではないか」と考察しており、加えて「精神を病む前兆で見える“幻覚”」だと推測する。

都会のど真ん中。東京駅の八重洲北口地下街で目撃された「猿」

 1975年2月10日。地下街を通行中の大学生が見かけたという未確認生物…というより、3匹の猿。天井から板が落ちてきて、見上げるとほの暗い空間に小動物が3匹ぶらさがっていたのが見えたという。  
 同書の情報によれば、地下街にあったコーヒーショップの店長が「(目撃された)2カ月程前から奇妙な動物の声」を聞いたという証言もある。当時、東京駅の調査によれば「落下した天井板は配管工作業員によるもの。動物に見えたものはゴミである」という結論にいたったというが、何かしらの理由で猿が入り込んだというのもありえるかもしれない。

雪道に謎の足あとを残した「伊香保温泉獣人」

 著者の友人が群馬県の伊香保温泉で撮影したという奇妙な足あとが発端。撮影されたのは2006年の正月というが、目撃地付近では90年代末期から2000年代はじめ頃にかけて、身軽に飛び回る見たこともない奇妙な生物の目撃談がたびたび上がっていたという。
 体長は小柄な人間ほどで毛深く、3本指で20センチ~25センチ程度の足あとが特徴。著者は「突然変異のニホンザルではないか」と考察するほか、「二足歩行を覚えた特殊な個体ではないか」と語り、仙台で目撃された巨大化したニホンザルとの類似性を指摘している。

江戸川で発見されたご当地の水棲生物「マツドドン」

 アザラシのようにふっくらと丸くひれあしを持つが、鋭い牙が特徴で、猫のような鳴き声を発するという。1972年に千葉県の松戸市にある古ケ崎水門付近で目撃された。 
 水面に浮上していたり、河原で体をこすりつけたりする仕草を目撃されたこともある。顔にはひげがあり体が「ヌメヌメ」しているのも特徴で、直立していたという釣り人からの証言もある。
 著者によれば「やや大きめのネズミと見間違えたのではないか」と考察がなされているが、目撃地付近で後日、河原で白骨化した生物の遺体が発見されたという情報もある。

 いるのかいないのかではなく、いてほしいと心の中でひそかに願ってしまうのも未確認生物にロマンを感じる理由でもある。池田湖のイッシーや屈斜路湖のクッシー、比婆山中のヒバゴンなど、日本にはたくさんの未確認生物の目撃談がまだまだある。ネッシーにとどまらず、日本も含めた世界各地でぜひともGoogleに捜索をお願いしたいところである。

文=カネコシュウヘイ