略奪愛もアリ!? 「引き寄せの法則」より効果のある「幸せ」になる方法

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更新日:2016/4/5


『宇宙は逆さまにできている』(大木ゆきの/KADOKAWA)
『宇宙は逆さまにできている』(大木ゆきの/KADOKAWA)

 追いかけるほどに遠のき、求めるほど手に入らず、探しても見つからず、目指したものになれない――そんなあせりを持って生きている人は多いはず。そんなあなたに手にとってもらいたい一冊が『宇宙は逆さまにできている』(大木ゆきの/KADOKAWA)。本書は、Ameba「自己啓発」ブログ第1位を記録するなど、人気のブログ「幸せって意外にカンタン」を書籍化したもの。コンパクトでハンディなすぐれものだ。

 宇宙のルールを知って、楽に、思うままに生きる――これが本書のメインコンセプト。天にすべてをゆだねれば、仕事・お金・人間関係で、いいことばかりが起きていくようになる。著者の体験と気づきをもとにしているので、なにより説得力があり、わかりやすい。

 近年、「引き寄せ」、つまり「自分のねがいをかなえる」にはどうしたらよいかを説いたものが脚光を浴びてきた。しかし著者は「引き寄せ」ることより、天にすべてをゆだね、身を任せたほうが、心持ちも軽く、かえって願いがかなってしまうものだときづく。想像以上のしあわせを受け取ることも十分可能。コツをおぼえてしまえばカンタンなのだ。

 ここでは、最初に「宇宙の法則を知る」ことからはじめる。身を任せる相手をよく知ることがなにより大事。あなたは、そのままで「宇宙の最高傑作」。宇宙はなにものも排除せず、足りないものもない。宇宙そのものに無限にわたしたちは愛されている。宇宙とあなたはつながっている――たたみかけるような著者の言葉を読むだけで、リラックスできる。

 次にすることは、「怖れ」の正体を知り、味方につけること。先のことを思いわずらったり、安全であろうと願うほど、危険な状態におちいったりする。「怖れ」の回路から自由になるにはどういう心持ちでいるのがよいのか。

 そこで「逆転の法則」が出てくる。怖れをいったん離し、「もういい! 好きなことだけして生きる」と開き直ったら、不思議なことに、今まで求めても手に入らなかったものが次々になだれ込むようになる。求めるよりも、逆転の発想で自然体の自分を受け入れてみる…これが「宇宙の流れにのる」ということ。宇宙は逆さまにできているのだ。その逆さまの発想で、まずは自分が好きなことに没入してみる――これが案外望みを手に入れることに最も近道なのだ。

 たとえば、著者はかねがね、幸せになる方法を広めるために「ラジオ番組を持ったら楽しいだろう」と思い、企画書が頭の中で出来上がるほどだったが、とくに売り込むことはしていなかった。しかしひょんなことからチャンスを得、プレゼンの結果、あっさりFM局のパーソナリティに抜擢される。たくまずして幸せを手に入れた好例はリアルに迫る。

 本書にはこの発想をよりしやすくなる実践トレーニング法もいくつか記されている。寝起きに「私はありのままで完全です」と心の中で唱える。十秒間「無」になってみる。いつもと違う道を通って駅に行ってみる――など、ユニークなものばかり。

 わたしたちは、とかく「このねがいをかなえたい」という、ガチガチの人生の格闘にとらわれがち。だが、自分を解き放って肩の力を抜き、まず天にすべてをゆだねる――この方法をためしてみるのはいかがだろうか? 幸せって意外にカンタンかもしれない