【断捨離】 なんにもない家での生活は、はたして幸せなのか?

エンタメ

2016/2/9

 ここ数年、TV、雑誌などで話題となっている「断捨離」。2月6日からはNHK BSプレミアムにて整理整頓コメディ「わたしのウチには、なんにもない。」(主演:夏帆)のドラマ放送もスタート、それを記念して原作シリーズも第5作目となる4コマ総集編が発売されるなど、まだまだ人気が衰える気配がなさそうだ。


 同シリーズは、まるでモデルルームのように「なんにもない」生活をする著者自身を描いたコミックエッセイで、かつては“汚部屋”の住人であった著者が極度の「捨てたい病」(通称:捨て変態)に至った経緯や、「なんにもない」生活において家族と繰り広げる、可笑しくもちょっぴり考えさせられる日々が紹介されている。

 ドラマでも、夏帆が演じる主人公(ゆるりまい)は、山ほどあった本も、思い出のつまった品々も、家具も食器も、服もタオルも、生活に必要な最小限度のモノ以外は処分。捨てることの気持ちよさに目覚め、「捨て」の道を極めていこうとするものの、なんでも「もったいない」と捨てたがらない母(朝加真由美)や祖母 (江波杏子)との確執があったり、捨てる一方で物欲は強い自分との闘いがあったり、一筋縄ではいかないなかで、人生において「本当に大切なモノ」を見つめ直していく過程がコミカルに描かれる。

 視聴者からは「片付けをしたくなった」とか「あんなに何もない家での生活って幸せなの?」など様々な意見が寄せられており、このテーマに関しての関心の高さが伺える。コミックエッセイの新作では、出産という大きな節目を迎えた著者が“汚部屋”時代を振り返る回想編や本編では触れられなかったこぼれ話に加え、特別コラムとしてドラマ化にあたっての収録現場エピソードも収録。本編とは異なる4コマ形式をとり、これまでよりもさらに軽快なテンポで“捨て変態”の生活が描かれているので、ドラマで同作を知った方にもおすすめだ。



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わたしのウチには、なんにもない。

わたしのウチには、なんにもない。 4コマ総集編

ゆるり まい/KADOKAWA

汚部屋時代のエピソードや、捨て変態としての片鱗が見えはじめた結婚生活当初、震災後ふたたび家族で新居に住み始めてから現在にいたるまで、“なんにもない道”を極めた<ゆるりまい>と家族たちをとりまくショートエピソードが満載の一冊。“なんにもない”家族たちの日々の暮らしの「へえ~」「嘘!」「ほんと!?」がここに!