“トークの帝王”が明かす、いつ・どこで・誰とでも会話が続く方法

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公開日:2016/9/11

 50年間で5万人と対談した世界No.1キャスターの対話術を記した『“トークの帝王”ラリー・キングの伝え方の極意』が、2016年9月10日(土)に発売された。タイトルにも登場する著者のラリー・キングは、ギネスブックにも掲載された伝説的トーク番組CNN『ラリー・キング・ライブ』の司会者だ。

 ゲストの本音を引き出す巧みな話術から「トークの帝王」「マイクの名匠」と呼ばれている彼の番組には、オバマ大統領、ビル・ゲイツ、レディ・ガガなどの数知れないセレブが出演し、率直に本音を打ち明けてきた。「他の番組なら出ない」「ラリー・キング・ライブだから出演した」という有名人は数多い。

 「初対面の人は苦手だ」「私だって緊張する」「パーティは落ち着かない」…と本音を語るラリー。そんな多くの人と同じ悩みを持つ彼が、「トークの帝王」と呼ばれるまでになった秘訣が、同書ですべて明かされている。

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 彼自身が経験から学んだ「伝え方のコツ」、多くのインタビューから導きだした「会話の達人の共通点」、毎日新しいゲストと番組を続ける中で見つけた「初対面での緊張のほぐし方」など、実践的なノウハウが満載。

 もともとは1994年にアメリカで刊行され、出版当時にたいへんな話題を呼びロングセラーになり、世界各国で翻訳出版されている同書。日本では長らく絶版だったが、新訳版となって刊行されたこの機会に、ぜひ手に取ってその会話術を盗んでみてはいかがだろうか。

これほど的確で実用的なアドバイスが詰まった本を手にしたのは初めてだ。コミュニケーションは必要不可欠なスキル。ラリーがもう少し早くこの本を書いていてくれたら、私のキャリアは違ったものになったかもしれないダン・ラザー(ニュースキャスター、ジャーナリスト)

ラリー・キングはコミュニケーションの達人だ。彼が教える方法は、誰もが学ぶべき大原則であるヘンリー・キッシンジャー(元国務長官・国際政治学者)

内容は核心を突いている。役に立つ情報が満載の素晴らしい本だトミー・ラソーダ(元ドジャース監督)

そういえば彼の番組に出た時の出演料をもらっていないが、この本は本当に気に入っているジョージ・バーンズ(俳優、コメディアン)

ラリー・キング(Larry King)
司会者。キャスター。世界で最も有名な放送業界人の一人。世界200以上の国と地域で視聴されるCNNの看板トーク番組『ラリー・キング・ライブ』の司会者として知られる。リチャード・ニクソン以降のすべてのアメリカ大統領、プーチンからネルソン・マンデラまでの世界の指導者、マドンナからレディ・ガガまでの話題の人物など、4万人を超える世界の有名人・有力者たちにインタビューを行った。1950年代にフロリダ州のラジオ局WAHRに雑用係として雇われるが、アナウンサーの欠員のためDJとしてデビュー。番組が評判となり、1960年ABCネットワーク傘下のテレビ局で討論番組のホストを務めることとなる。1985年6月よりCNN『ラリー・キング・ライブ』に出演。2010年に終了するまで、25年も続く記録的長寿トーク番組となった。

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