血管が切れにくいのは「事務職」と「営業職」どっち? 健康を維持するため、血管年齢を若く保つ「ベスト」が分かる一冊

健康・美容

2016/12/16

『血管が老けないのはどっち?』(池谷敏郎/主婦の友社)

『血管が老けないのはどっち?』(池谷敏郎/主婦の友社)は、「いつまでも若々しく充実した人生を送るため」に不可欠な「血管年齢を若く保つ習慣」が、クイズ形式で書かれている読者参加型の健康本である。

「血管年齢を若く保つこと」は、つまり「健康である」ということ。なぜなら、体内の細胞に酸素や栄養を含む血液を運び、細胞が新しく生まれ変わることを助けているのが血管だからだ。

 この血管年齢を若く保つために「よりベストなことはどっち?」と質問を重ね、読み手が答えることにより正しい知識を得て、生活習慣を見直し、元気で充実した人生を送れるように手助けをしたいというのが本書の目的だ。

 それでは、いくつか「血管が老けないのはどっち?」のクイズをご紹介しよう。

Q.市販のドレッシングを買うときは「ノンオイル・ドレッシング」にしている、これって正解?
A.オイル入りドレッシングの健康効果にも着目を!

 一概にノンオイルだからベストというわけではない。ドレッシングと言えば、野菜にかけて食べることが多いと思うが、野菜に含まれ、血管を丈夫にする働きのあるビタミン類は「油と一緒にとるほうが体に吸収されやすい」のだ。
また、ノンオイルドレッシングの中には、コクを出すだめに糖分や塩分が通常のドレッシングより多めに使われている場合もあるとか。「ノンオイル=最も健康的」ではないことを覚えておこう。

Q. 早起きが得意でパッと起き上がれる、なかなか起き上がれない、血管が強いのはどっち?
A.朝、パッと起き上がるのは血管事故を招く恐れあり。のんびり起き上がること!

 一見、早起きが得意&パッと起き上がれる方が健康的に見えるが、40代以上で血圧や血糖値、中性脂肪の数値が高い人は、パッと起き上がり、目覚めてすぐに運動をすることは避けたほうがいいそうだ。布団の中で手足の指を握ったり、離したりする軽い体操を行い、体を目覚めさせてから起き上がるのがおすすめ。

Q.事務職と営業、血管が切れない詰まらない職場はどっち?
A.事務系は座りっぱなしにならないように! 営業系はノルマに追い詰められないこと!

 1日11時間以上座っている人の死亡率は、4時間未満と比べて1.4倍。また、一時間座ってテレビを見続けるごとに平均寿命が22分短くなるというデータもあるそうだ。座ってばかりいれば脚の筋肉を使わないので、心臓に血液を送るポンプ機能が働かず、血糖や血中の脂質を消費することもない。座りっぱなしの改善法としては、「つま先立ち」が推奨されている。
※「つま先立ち」運動は、立ち姿勢で足を肩幅くらいに広げまっすぐ立ち、3秒かけてかかとを持ち上げ、そのまま3秒間キープ。さらに3秒かけてかかとを床につける。この動作を10回繰り返す。

 一方、営業職に一番問題なのは「ノルマ」。すなわち精神的なストレスだ。ストレスによって血液がドロドロになり、血管を詰まらせる恐れがある。そのため、あまり自分を追い詰めず、適度な休息と気分転換を。

 その他、「夫婦で一緒に寝るのと、別々に寝るのではどっちがいい?」のは、別々に寝ること。「夫婦が一緒の寝室で眠ると、夫の脳の動きが悪くなる」ことが判明しているそうだ。

 まだまだ気になる「どっち?」が満載。意外と健康に気遣っているような生活習慣がかえって血管をボロボロにしている原因かもしれない…。クイズ形式で楽しみながら健康の知識を身に着けられる本書、お手に取ってみてはいかがだろうか?

文=雨野裾