「さいとう・たかを賞」創設に反響の声! 『ゴルゴ13』制作システムの文化継承を目指す 

マンガ・アニメ

2017/2/1

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    『ゴルゴ13』183巻(さいとう・たかを/リイド社)

 人気漫画『ゴルゴ13』の作者、さいとう・たかをにまつわる新たな漫画賞「さいとう・たかを賞」が創設された。同賞はさいとうの名前を冠しただけの漫画賞ではなく、さいとう・たかをの“制作システムの文化を継承する後継者”という視点で公募しており、「これは面白い試み!」「応募条件がマジじゃん」と注目を集めている。

 1968年に『ビッグコミック』で連載を開始し、2018年には連載50周年を迎える『ゴルゴ13』。連載開始以来一度も休載せず、現在も同誌で連載中。現実に起こった事件や社会情勢がストーリーの題材として登場し、新鮮さを保ち続けられる秘密は、多数のシナリオ協力者が執筆しているから。さいとう・たかをが実施してきた、分業・プロダクション方式での劇画制作によって可能になっているのだ。

 そこで今回創設された「さいとう・たかを賞」の応募作品は、シナリオと作画が分かれていることが条件。そして“成人男女を主な読者と想定されたコミック作品”であること、“10代の少年少女を主な対象とした作品は該当しない”としている。

 これには「シナリオと作画が分かれていることが条件ていうのは新鮮だな!」「受賞作が気になるわ」「10代の若者向けは該当しないってのがいいやん! ちゃんと線引きしてるのが素晴らしい」と称賛の声が。

 今回の審査員はさいとう・たかをの他、『釣りバカ日誌』の原作者・やまさき十三や『サンクチュアリ』の作画を手がける池上遼一ら、成人向け漫画のトップランナー達が務め、同賞にふさわしい布陣となっている。

 受賞作決定は2017年12月の予定となっている同賞。はたしてどんな漫画がさいとう・たかをの“制作システムの文化を継承する後継者”として認められるのか期待していよう。

■「さいとう・たかを賞」
応募受付:2017年7月~8月
※受賞作決定は12月
審査委員:さいとう・たかを、やまさき十三、池上遼一、佐藤優、相賀昌宏
贈賞式:2018年1月予定
◎「さいとう・プロダクション」公式サイト
http://www.saito-pro.co.jp/gekigafound_info.html